イタリアの2輪EVメーカー、エネルジカ エゴ コルサのワンメイク方式が、来年で最後のシーズンとなるMotoEですが、節目のシーズンを戦うことになるライダーたちのラインアップが公表されました。なお2022年度は全7戦14レースで、チャンピオン争いが行われる予定です。

日本からは大久保光が、2021年シーズンに続き参戦!

2019年からスタートしたMotoGP併催イベントの電動バイクのロードレース選手権「エネル MotoE ワールドカップ」は、今シーズンまでの3年間、エネルジカ エゴ コルサによるワンメーク方式で開催されてきました。

2023年からはドゥカティが電動ロードレーサーを供給することが決まったため、一旦「エネルジカ」時代最後のシーズンとなる2022年ですが、過去最多となる全7戦14レースが欧州6カ国で開催される予定になっています。

MotoE 2022 暫定スケジュール
3月7~9日:テスト
3月11~13日:テスト
4月30日~5月1日:第1戦スペイン
5月14~15日:第2戦フランス
5月18~29日:第3戦イタリア
6月25~26日:第4戦オランダ
7月9~10日:第5戦フィンランド
8月20~21日:第6戦オーストリア
9月3~4日:第7戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニ

画像: www.motogp.com
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2022年シーズンの暫定エントリーリストで気になるのは、かつてのGP125ccクラスで3勝し、2019年度のMotoEでランキング2位になった英国人ライダー、ブラッドリー・スミスが復帰すること。そして2021年に日本人ライダーとして、MotoEに初めてシーズン参戦した大久保光が継続して参戦することでしょうか? 

画像: 2021年シーズンはランキング11位に終わった大久保光(Avant Ajo MotoE)。2年目の2022年度はどれだけランクアップを果たすか? 期待しましょう! ajo.fi

2021年シーズンはランキング11位に終わった大久保光(Avant Ajo MotoE)。2年目の2022年度はどれだけランクアップを果たすか? 期待しましょう!

ajo.fi

そして全6戦7レースで競われた2021年シーズン、優勝2回、ポールポジション4回、ファステストラップ4度獲得・・・と際立った速さを見せながら、ランキング4位に終わったエリック・グラナド、2020〜2021年を連覇した王者ジョルディ・トーレス、そして2021年度世界スーパースポーツ選手権王者となり、掛け持ち参戦ながら最終戦までタイトル争いに加わりランキング2位になったドミニク・エガータ・・・など、2022年度も役者揃いのシーズンになっています。

金、土、日開催で、決勝は1ラウンド2レース制に!

そして2022年度のMotoEは、レースウィークの進行もガラリと変わることになりました。

金曜にフリー走行1、フリー走行2、公式予選、土曜に決勝レース1、日曜に決勝レース2を実施。公式予選『E-POLE』は、単独のタイムアタックから伝統的なクォリファイング・セッションに変更され、公式予選1(Q1)と公式予選2(Q2)が実施されることになった。

ロジスティクスの問題、そしてCOVID-19パンデミックの影響などもあるのでしょうが、MotoEは初年度2019年から欧州のみ・・・での開催になっています。世界的に2輪EVに注目が集まっているわけですから、いつか日本GPでも併催していただき、MotoEの戦いを直に見てみたいですね。ともあれ、来シーズンも最速の電動車ライダーの座をめぐっての、熱いバトルを期待しましょう!

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