ADV150の『ADV』はアドベンチャーですよね?

そして、やっぱ『コレ』はやらなくちゃいけません!
なんせ名前がADVですから。
だってアドベンチャーですよね? って、みんな思うでしょ?
ボクは思います。
なので今回、オフロードに入らないっていう選択肢は存在しないのです。
小さくて軽いから、あんまり怖くなさそうだし!(笑)

そしてオフロードへGO!
コンパクトだしパワーも15馬力だから……
おおお……けっこう、イケる!
ちゃんとスロットルONで加速して、フロントブレーキも使って止まれます。
タイヤの性能も大きいでしょうけど、ちょっとしたギャップなら突っ込める!
ライディングポジションの関係で純粋なオフロード車みたいに、スタンディングはできませんけど、笑ってオフロードを楽しむ程度なら素質は十分!

これ、けっこうイケるんじゃね?
と、コーナーでもワダチを使って遊んでみたり。
予想以上に遊べる!
でも図に乗り過ぎて、途中でズルッといきまして、転びそうになったけど(笑)
タテ方向のグリップというか、加速と減速はタイヤが良い仕事をしてくれるので楽しめますよ!
だけど、みなさん過度にバンクさせてはいけません。身をもって知りました。
それにしても、せっかくだから、このホイールに合うサイズのガチなオフロードタイヤが欲しくなるナァ(笑)

ただし、一定以上に荒れてくると、オフロード専用設計ではないサスペンションの限界と、座ってしか乗れないライディングポジションもあって『楽しい』からすこし外れてきます。
そういうのはCRF250Lとかで楽しむほうが無難です(←当たり前)
ADV150は『旅するバイク』か?

高速道路も、ワインディングも、オフロードも。
普通のバイクのように扱ってみたADV150は『限度』とか『節度』はあるものの、到底シティコミューターの範疇には収まらないパフォーマンスを見せてくれました。
素晴らしいトータルパフォーマンスの高さです。これで約45万円なら、申し分ないでしょう。
ただひとつだけ、旅をする中で『エンジンの味わい』だけは弱いかもしれません。
基本は快適性重視のPCX150のエンジン。そこまで求めるのは酷だということもわかっています。
バイクってのは何でも、すべてにおいての『万能』はありえないものだと思っています。
ADV150の場合は、それが『エンジンの味わい』だった、というだけ。
もともとこのバイク、エンジンの味わいを自慢にしてる訳じゃありませんしね。

でも逆を言えば『それだけ』でした。
そして、最後に色々ひっくるめてADV150を考えてみると……
まず、得意分野の都市生活では最強コミューターPCX150並みの機動力と燃費性能を発揮するのは確定で!

ワインディングも、速さとか抜きにすればコーナーを面白がって走れる運動性能も備えてる。

もちろん、名前に恥じない“リトル・アドベンチャー”が楽しめます!
その冒険はオフロード走行だけじゃありません。
片道150kmくらいの高速道路を余裕で走りきれる快適性も含めて、です。

そして、何よりも!
最初にも言ったことだけど、大事なことなのでもう一度。
ADV150ってば……
めちゃくちゃカッコいい!

もう十分といえば十分ですよね。
ADV150って不思議なところがあって、これに乗っていると『オートマチック』とか『スクーター』とか『排気量150cc』とか、全部どうでも良くなってきます。
それはたぶん、このバイクは色んなシーンをボーダレスで楽しめるから。

もはや既存のジャンルに押し込めること自体がナンセンス。
250ccと比べても、原付二種125ccと比べても意味が無い。
そんなことはどうだっていいんです。
だってADV150っていうのは、ホンダが生み出した『今までにない新しさ』なんだから!
ADV150/PICK UP DETAIL

アイドリングストップも好燃費の要因のひとつ。一般道メインでの燃費は192.9km走って給油量4.8L。燃費はリッターあたり40.2kmでした。

ウインドスクリーンは角度を2段階に調整可能。高速道路に乗る時に快適さがアップします。

ウインドスクリーンは角度を2段階に調整可能。高速道路に乗る時に快適さがアップします。

スマートキーは慣れたら手放せません。こういう先進スタイルのバイクにはお似合いです。

タンデムステップまでもがカッコいい(笑)



シート下のスペースは27L。これだけで1泊2日のツーリングなら余裕でいけます!



