予選はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)がポール獲得!
ランキング2位のドヴィツィオーゾに対して、言わば「リーチ」をかけてマルケスがのぞむことになった日本GPですが、予選では昨年度のもてぎの勝者であるドヴィツィオーゾがポールポジションを獲得。2位はヤマハサテライトのテック3のヨハン・ザルコ。3番手にドゥカティサテライトのアルマ・プラマック・レーシングのジャック・ミラーがつけることになりました。
注目のマルク・マルケスは6位と出遅れましたが、マルケスまではすべて1分44秒台・・・。決勝がどうなるかは、フタを開けるまでわからない状況ではありました。
決勝はマルケス 対 ドヴィツィオーゾの展開に・・・
決勝レースでは、マルケスが1周目で2位につける展開に! ヤマハのエースのヴァレンティーノ・ロッシも5位に浮上し、もてぎのファンを大いにわかせました!
その後、20周目まではドヴィツィオーゾが首位をキープし、マルケスとカル・クラッチロー(ホンダ)がトップ3を形成。そして21周目についにマルケスが首位に浮上! 見応えのある接戦が展開されますが、23周目のヘアピンでドヴィツィオーゾがスリップダウンを喫して万事休す。マルケスが見事優勝で、今年のチャンピオンに輝くことになりました!
マルク・マルケスのコメント
「とにかく、今は本当に幸せな気持ちです。思い描いていた通りのレースができました。6番手からのスタートでしたが、戦略通りに1周目の終わりには2番手へ浮上してドヴィツィオーゾ選手との一騎打ちに持ち込めました。前戦のタイGPと同じく終盤でアタックを仕掛けてトップを奪いました。ドヴィツィオーゾ選手が転倒したというピットからのサインを見て自分のタイトル獲得が決定したのが分かり、素晴らしい気持ちになりました」
今シーズンはドゥカティワークスのドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソが安定した成績を残せなかったこともあって、残り3戦を残しゆうゆうタイトルを決めたマルケスですが、常にマシンが戦闘力的に優位だったワケでもない中で安定した成績を残し続けてマルケスは、やはり現在最強のGPライダーと呼ぶにふさわしいでしょう。
次戦は10月28日決勝のオーストラリアGPですが、タイトル争いに決着がついた今、純粋にレースを楽しむことができるとも言えるでしょう! 今年も最後まで、MotoGPから目が離せません!
MotoGP第16戦 日本 決勝
1 M.マルケス Repsol Honda Team Honda 42'36.438
2 C.クラッチロー LCR Honda CASTROL Honda +1.573
3 A.リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki +1.720
4 V.ロッシ Movistar Yamaha MotoGP Yamaha +6.413
5 A.バウティスタ Angel Nieto Team Ducati +6.919
6 J.ザルコ Monster Yamaha Tech3 Yamaha +8.024