2010 HONDA RC212V 車体からエンジンまで全面的な見直しで速さを取り戻す
(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)

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10年モデルでは再び全面的な見直しが図られる。新しいフレームに、サスペンションも長年ホンダが使用してきたショーワ製からオーリンズ製へ、ホイールも自社製からマルケジーニ製に変更することで、ブレーキング時の安定性、旋回性能の向上を重視。年間のエンジン使用基数が6機までという制限に合わせてエンジンも大改良を受け、耐久性を確保しつつパワー、ドライバビリティも向上。この年はペドロサが4勝し、シーズン終盤までタイトル争いに絡んで見せた。

前年までの数年間続いた、勝てるようで勝てない微妙な結果を出し続けていたペドロサ率いるRepsol Honda Team。10年モデルでの全面的な見直しを経て、第14戦日本GPでの怪我により、その後3戦を欠場しても尚、ランキング2位を守り抜ける圧倒的な成績でシーズンを終えた。遂に見せた、HONDA RC212V復活の兆しに誰もが期待したシーズンだったのではないでしょうか?

2011 HONDA RC213V 熟成のメカニズムにシームレスミッションをプラス
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メカニズムを大きく変えず熟成を図った11年モデル。エンジンはトップパワー重視、さらにシフトアップ時のトルクの断続やロスを小さくできるシームレスミッションの採用により加速性能も向上。ドゥカティから移籍してきたストーナーとの相性も良く、開幕戦を制したのを手始めに10勝、ポールポジション12回、表彰台を逃したのは1戦だけという驚異的な速さを発揮。ホンダに6年ぶりにチャンピオンをもたらし、800ccレギュレーションの最終年を飾った。

そして、復活を遂げたHONDA RC213V。同年、DUCATIから移籍した、ケーシーストーナーがシリーズチャンピオンを獲得した事により、2006年以来5年ぶりのライダーズ&チームタイトルに加えて、Hondaとしても全クラス通算60回目のコンストラクターズタイトルを獲得するという快挙を成し遂げた。

遂に復活したHONDAの快進撃!いったいどこまで続くのでしょうか?ここからは、皆さんの記憶にも新しい年代になってくると思います。そんなHONDAのMotoGP遍歴!一緒に記憶を辿ってみて下さいね。

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