技術の進化とか姿形の洗練ってなんなんでしょう?1960〜70年代あたり、 "第一次ゴールデンエラ" と言われた時代の本場のショートトラックレーシングについて最近色々調べてるんですが、やはりこのディック・マン + テリー・ナイト作の2サイクルマシン、オッサDMRが後世に与えた影響って非常に大きかったのだろうと想像します。当時の家内制手工業方式で150台近く作ったらしいですよ。

もし今こんなのがあればそれだけで成立しちゃいそうな気が・・・

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTS "レースプロモーター" のハヤシです。いやぁ見れば見るほど良い。乗ってみたい。今日でももてはやされるオールドスクールの華、大ヒット作となったショートトラッカー、ブルタコ・アストロに先駆けて60年代末に作られたこちらのオッサDMR、シンプル極まりない上にチョー合理的なディテール!シートパッドの雰囲気なんかもう既に完成の域だしポジション絶妙でしょう想像するに。

リアブレーキはついてませんが、コンプレッションリリース式の "エンジンブレーキ" を装備しているのでターン中の繊細なコントロール性も追求できるでしょう。こういうので (が?) いいんですよ。

エンジンなんでも選択可・・・の汎用フレームだといざ搭載するまでにそれなりの技術が必要ですし、うんと知恵を絞れば新品で2ストローク空冷って今でも手に入りますからね。40万円超えの新車の4ストローク125ccなんかよりパフォーマンス的に相当優れてそうだし。いいなぁ堪らないなぁ。

そのまんまの姿でなくても何かこう・・・ブレイクスルーはないものか

以前に海外小ロット生産のオリジナル車両をどんなの作ろうか考えている、と某所より相談を受けていまして、手に入れやすそうなエンジン形式でシンプルなスクランブラーというかTTマシンというかまぁ・・・こちらDMRの亜流のレプリカ?みたいなものを数案ご提案したことがあったんですが、あの話どうなったんだろ。ばっさりボツ?実現したらなかなか面白そうだったですけどね。

もしかして釣り逃がした魚は大きかったんじゃないですか、お互い。
ではまた次週金曜日、連載400週目の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!