インディアン、ヤマハ、KTM、そしてついにホンダ・・・名だたる腕利きのビルダー・チューナーが仕立てる各社のマシンが群雄割拠しそうな気配の今年のAFTですが、開幕戦Wヘッダーでもっとも気を吐いたのは、(ほぼ半世紀前にデビューしてメイカー的には勇退扱い?の) ハーレーダビッドソンXR750を唯一駆った、今期スポット参戦予定の実力派、サミー・ハルバートだったかもしれません。

このスポーツになくてはならない姿!両日いいところを走ってました!

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTSレースプロモーターのハヤシです。水冷インジェクションエンジン採用・フューエルタンクを抱え込むツインスパー型パイプフレーム・タンクシートがシームレスに一体化したみたいなフラットデザイン・・・そんな右を見ても左を見ても似たり寄ったりのスタイルが今日的AFTのトレンドですが、1980年代あたりのプライムタイムからほとんど変わらない王道的スタイル+ファクトリーカラーであるジェットファイアオレンジを纏った名機XR750が第一線を走る姿は、いつの世にも変わらず絵になります、よね?

タイヤこそ最新パターン・出場する全車チューブレスで運用されていますが、この写真一枚からだってオールドスクールな感じ?がにじみ出ているじゃないですか。ん?年取ったのかな・・・?

名門チームが丹念に調整したXRを駆るサミー、予選トップタイムを叩き、Wヘッダー両日ともに決勝前の賞金スプリント "トロフィーダッシュ" を制し、1日目はトップを快走するも途中白煙を吐いて後退し5位、2日目はトップ争いからの2位表彰台、と自身とマシンのポテンシャルを遺憾なく発揮。技量の差ももちろん相まってですが現行型XG750Rを駆る若手は予選落ち / 10位と奮わず、まだまだXR走らせたらいいのに・・・とやっぱり思っちゃいます。今からでも遅くないのでは?再登板。

ガッツリ有料化!と思われましたが例年通りダイジェストは視聴可能、です。

先週お伝えしたようにシーズン全レースのLIVEストリーミングは年間視聴料が必要みたいですが、これまで通り追っかけダイジェスト視聴は無料でできるようです。XR750とサミーの勇姿ももちろん是非!チェックしてみてください (今のところホンダ・ツインはあんまり映りません) 。

American Flat Track at DAYTONA II 3/8/24 | Highlights

www.youtube.com

ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!