ロレンス編集部
さらば漢。32年間俺たちの心にブーストをかましてくれたのは、お前だった。YAMAHA VMAXに捧げるレクイエム。
2017年2月。同年8月をもって生産終了されることが発表されたYAMAHA VMAX。 好きとか嫌いとか、興味があるとかないとかに関係なく、そこに在ったなら、誰もが目を奪われてしまう独特のフォルムと存在感。そのマッスルデザインはまさにドラッグマシンのそれだった。 YAMAHA自身は、スーパースプリントアメリカンと名付けたが、そのマッチョで男臭いスタイルと、そこから生まれるパワフルさへの期待をはるかに上回る”暴力的”とも形容される強烈な加速は、誰からも畏怖される、正真正銘の男のバイク、唯一無二の存在だった。 2017年5月4日現在、「生産終了」が公式に発表 されたのは「国内仕様」となります...
ロレンス編集部
音楽業界の暗部を描いた「 マッド・ドライヴ」のニコラス・ホルトの怪演- 1/100の映画評
1997年のロンドン。一流レコード会社ユニグラムでアーティストの発掘・契約・育成と楽曲の発掘・契約・制作を担当するA&R (アーティスト&レパートリー)部門のマネージャーとして働くスティーブンは、音楽にもアーティストにも全く興味がない。
興味があるのは金儲けだけだ。上司を蹴落とし、必要とあらばライバルを手にかけることも厭わない。
音楽業界の暗部を描いたUKサイコストーリー。主役は僕のお気に入りの俳優の一人であるニコラス・ホルト。
音楽業界が狂ったネオンのように輝いていた時代のクライムサスペンス
次々と結ばれる何百万ポンドの契約。一瞬で動く大金の魔力の中で男たちの感覚は麻痺し、ドラッグや酒...