ロレンス編集部
あなたの愛する人が実は残虐な殺人犯なのでは?と疑う恐怖・・「怒り」-1/100の映画評
八王子で若い夫婦を惨殺し、血文字で怒と書き残して 行方をくらました犯人。警察は容疑者を山神一也と断定したものの、彼は整形を繰り返していると思われ、1年経ってもその足取りは掴めなかった。 その後、千葉、東京、沖縄に3人の身元不詳の男たちが現れ、それぞれその地に住む者たちとの交流をはじめ、やがて特定の相手との恋愛関係を育み始める。しかし、その後テレビ公開された、山神の整形後のモンタージュ写真に、彼らが似ていることによってその人間関係が徐々に崩壊していく・・・。隣で微笑むその人が、残虐な殺人犯なのでは?という疑念を捨てきれない恐怖を描いた心理サスペンス。 犯人が夫婦を殺害する理由の不条理さも話題に。