ロレンス編集部
【1/100の映画評】ピボットで経営再生を狙う若者たちの苦闘w『キンキーブーツ』
キンキーとは、Kinky。奇妙とか変態、といった意味だ。だから英語圏の人がKinki Kids と聞けば”変態兄弟”と聞こえるw
キンキーブーツとは、変態さんのブーツ、という意味になる。この場合はその通りの意味で、ドラッグクイーンが履く膝丈の長いブーツのことを指している。
ニッチマーケットにもほどがある、と誰もが思った決断
本作『キンキーブーツ』は、突然死した父親の後を継ぎ、倒産寸前の靴工場の経営再建を目指す若者が、起死回生の秘策として、ドラッグクイーン用のブーツを開発することを思い立つ、という作品だ。
片田舎の紳士靴工場プライス社は、大口の契約を打ち切られて瀕死の状態だ。不良在庫を抱え...