4年ぶりの開催で、大いに盛り上がった第11回WDW!!
4年にわたり、Covid-19パンデミックの影響で開催中止が続いていたWDWですが、今年は無事に開催の運びとなり世界のドゥカティファンを喜ばせることになりました。世界84カ国から、ミサノの会場に集った参加者の数は3日間で8万人!! ドゥカティ公式クラブの参加数は235!! 久々のWDW開催に盛り上がったのは来場者たちだけでなく、会期3日間のドゥカティのソーシャルメディアが集めたインプレッションは、600万以上を記録したとのことです。
なにげに、一般公開はコレが世界初ではないでしょうか!?
レノボ・レース・オブ・チャンピオンズ、パニガーレV4 S試乗会、ビポスト仕様のMotoGPマシンの2人乗り体験試乗、スタントショー、ミサノからリッチョーネの街へのパレードランなど、盛りだくさんの企画がWDW 2022では実施されましたが、会場内の展示にはドゥカティが開発中のMotoE用マシン「V21L」の姿もありました。
その展示で非常に興味深いのは、V21Lの近くにアウディのEVである「e-tron ヴィジョン グランツーリスモ」が展示されていることでした。周知のとおり、フォルクスワーゲングループ傘下のブランドであるアウディは2012年にドゥカティを買収しており、V21Lの開発には同グループの豊富なEVおよび電動レーシングカー開発のノウハウが活用されています。
前ひとつ、後ろに2つの電気モーターを搭載し、システム出力600kW(815馬力)を発生するe-tron ヴィジョン グランツーリスモは、アウディ伝統のクワトロ(全輪駆動)を採用。1,450kgの車体を、0〜100km/h・2.5秒というパフォーマンスで加速させる高性能EVです。
WDW 2022のなかで、V21Lの扱いは脇役的なモノだったみたいですが、MotoEでV21Lが活躍する予定の2023年の同イベントでは、もっとV21Lへの注目度が向上するかもしれませんね? 個人的では人気企画の「レース・オブ・チャンピオンズ」のマシンに、V21Lを使ってもらって現役MotoGPライダーがどのように電動ロードレーサーを乗りこなすのか・・・を見てみたいです。