電動バイクによるロードレースシリーズとして、2019年からスタートしたMotoEワールドカップ。3年目となる2021年シーズンは、今週末MotoGPの舞台となるスペイン・ヘレスにて開幕し、全6戦7レースが行われる予定になっています。

今シーズンは、日本人ライダーがフル参戦予定!

イタリアの電動バイクメーカー、エネルジカのエゴ・コルサのワンメイクで競われるMotoEワールドカップは、3月上旬と4月中旬2回の、合計3日間の公式テストセッションを経て、今週末のスペイン・ヘレスで開幕戦を迎えました。

画像: MotoEワールドカップで使用されるエネルジカ エゴ・コルサ。120 kWの油冷式交流モーターを搭載し、270km/hの最高速をマークします。 www.energicamotor.com

MotoEワールドカップで使用されるエネルジカ エゴ・コルサ。120 kWの油冷式交流モーターを搭載し、270km/hの最高速をマークします。

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今シーズンは18台がエントリーし、3回のFP=フリープラクティスセッション(金曜日に2回、土曜日朝に1回、各30分)、土曜日にシングルラップ=1周タイムアタックの予選、そして日曜日に8周の決勝が行われるフォーマットになっています。

MotoGPとの併催が予定されているのは、開幕戦のスペイン以降、5月16日決勝のフランス、6月6日決勝のカタルーニャ、6月27日決勝のオランダ、8月15日決勝のオーストリア、9月19日決勝のサンマリノの全6戦7レース。いずれも欧州大陸での開催となっています

日本人的に注目なのは、今シーズンは日本人ライダーとして大久保光がAJOモータースポーツよりフル参戦することでしょう。2016年から世界を舞台に活動している彼の経験が、MotoEで活かされることを期待したいですね!

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ポールポジションはブラジルのエリック・グラナドが獲得!

2019年度はマッテオ・フェラーリ(イタリア)、2020年度はジョルディ・トーレス(スペイン)が王者となったMotoEワールドカップですが、開幕前のヘレス・テストでは2019年度年間3位のE.グラナドが非公式記録ながらラップレコードの1分47秒065を最終日に記録しており、その好調ぶりをうかがわせていました。

M.フェラーリはグリーンをクリップしたため予選タイムをキャンセルされて、なんと決勝は最後尾スタートに・・・。そしてJ.トーレスはターン6でのミスが響いて6番グリッドにとどまることになり、唯一の47秒台となる1分47秒778を記録したE.グラナドが、見事開幕戦のポールポジションを獲得しました。

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2位は前年度年間11位で、今年2年目となるルーカス・トゥロビッチ(ドイツ)。3位はルーキーながら、フェルミン・アルデゲール(スペイン)が食い込んでいます。4位は鈴鹿8耐での活躍で日本人にも馴染み深いドミニク・エガータ(スイス)。期待の大久保光は、1分49秒026で11番グリッドから決勝にのぞむことになります。

3年目のMotoEワールドカップ王者となるのは誰か? MotoGPとともに、今年はMotoEに注目しましょう!

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