依然、収束の見通しが立たないCOVID-19パンデミックの影響により・・・
2000年からツインリンクもてぎを舞台にスタートしたトライアル世界選手権・日本GPラウンドは、昨年初めてキャンセルとなりました。その理由は周知のとおり、世界的なCOVID-19パンデミックにより、国境を越えた人の移動が難しくなってしまったこと。そして欧州や日本国内の、近い将来のCOVID-19感染拡大状況を読むのが難しいため・・・でした。
トライアル世界選手権をプロモートするFIM(国際モーターサイクリズム連盟)、国内モータースポーツを統括するMFJ(一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会)、そして日本GP会場となるツインリンクもてぎを運営するモビリティランドの3者は、2021年こそはなんとか開催・・・の想いで協議・検討を重ねてきましたが、やはり日本国内と欧州諸国のCOVID-19パンデミックによる各国政府の渡航規制、そして各国のCOVID-19対策の進捗状況から、苦渋の決断を下さねばならなくなったのです・・・。
2022年には無事日本GPが再開されることを祈りつつ、待ちましょう!
欧州が主舞台となるトライアル世界選手権ですが、欧州から遠く離れた日本で世界のトップトライアルライダーの走りを見ることができる日本GPは、日本のトライアルファンにとっては何ともありがたいイベントです。それが2年連続して中止・・・残念のひと言です。
なおトライアル世界選手権は日本GPがキャンセルになったため、6月5・6日に開催予定の第2戦チェコGPから今シーズンがスタートすることになります。9月11・12日開催予定の最終戦スペインGPまで、日本GP含み8戦が予定されていた今シーズンですが、なんとか残り7戦がCOVID-19パンデミックの影響を受けることなく、無事に開催されることを祈りたいです。
FIMは公式アナウンスのなかで、MFJとモビリティランドが2000年以降、日本GP実現のためにカレンダー調整などに努力してくれたことへの謝意と、来年・・・2022年の日本GP開催を楽しみにしていることを表明しています。私たち日本のトライアルファンも、その想いは一緒です。2022年はCOVID-19パンデミックのことを考えず、心置きなくモータースポーツを楽しめる状況になっていて欲しいですね!