第36回で乗った新型アフリカツインの最もゴージャスバージョンから一転して、今回は完全に“素”のアフリカツインにトライです。でも『え?』 っていうのが第一印象。良くも悪くも、これは安易に値段だけじゃ判断できないかも!

最も現実的なアフリカツインは161万7000円なのですが……

画像: 最も現実的なアフリカツインは161万7000円なのですが……

みんな大好きアフリカツイン!

このバイクは本当に先代CRF1000Lの頃から優秀でした。

そして1100ccになって最上級205万円のアフリカツイン・アドベンチャースポーツESのDCT仕様は、日本車として世界に誇れるアドベンチャーバイクと言えるレベルに到達したと思う。

でもやっぱりさ、現実的に『買えるかも!』っていう問題も大事。

そこで今回のターゲットは完全に“素”のアフリカツインです。

電子制御サスペンションも無し、アドベンチャースポーツの迫力ビッグタンクも無し、DCTじゃないマニュアルトランスミッションという161万7000円のアフリカツインに乗ってみました。

アフリカツインのお値段で注意したい部分

画像1: アフリカツインのお値段で注意したい部分

ところでみなさま、“素”のアフリカツインですけど、グリップヒーターは標準装備です。

もちろんシート下にはETC2.0も標準装備。

これらが161万7000円の価格の中に含まれていることは忘れてはいけません。

ここ、ホンダの『良心』です。

だって後でつけるとけっこうおカネかかるもん。でも、このふたつは旅を楽しむなら絶対に必要なものですしね。

それに部品代だけじゃなく、工賃だってバカにならないものでしょ?

だから実際的に考えると161万7000円よりもお買い得だってこと!

画像2: アフリカツインのお値段で注意したい部分

それに“素”とはいえ高級車でしかお目にかかれないカラー液晶メーターだって搭載。

コーナリングABSなど、電子制御もアドベンチャースポーツと同じく全部盛りだし、高速道路が快適なクルーズコントロールもある。

普通に考えたら『十分以上』の充実装備。

つまるところ、最上級アフリカツインがパーフェクトすぎるだけです。

パーフェクトすぎた豪華仕様『アフリカツイン』はこちらから

だから今回の“素”のアフリカツインでもいちばん大きな『違い』だと感じたのは、ホンダ独自のオートマチック機構DCTが無いことかな、と思っていました。

ところがそれが、えらい思い違いでして……

良くも悪くも『えっ!?』っとなった訳です。

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