海水浴、と思いきや山登り?
8月8日の夕方、この日の私たち日本人4名の世話役となったソーニャさんとアントンさんに案内されて、海水浴に行くハナシになったのは前回の結びのとおりです。
それで、ロシア人のおふたりの案内するとおりにテクテクとビーチを目指して歩いたのですが、当初予想していた宿から徒歩数分のビーチではなく、違う場所に行くみたいでちょっと「え?」と思ってしまいました。
ふたりが道案内する先は、路面がドロドロで、結構な傾斜があったりする山道でした。20分くらいしてようやく判明したのですが、どうもこのルートはガモフ半島の西岸から東岸まで、結構な距離を山登りして超えるルートだったのです! 英語でのコミュニケーションが難しい状況だったので、まさかこんな本格的トレッキングをすることになるとは・・・と気付いても後の祭り状態でした。
なんとか踏破してたどり着いた東岸のビーチは、有料ということもあり人も少なく、白砂が美しい整備された場所でした。私以外の日本人3人は、普段はあまり海で遊ばない・・・というタイプでしたが、絶好のロケーションで気分も盛り上がったのか、久々の海水浴を楽しんでました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、背後の山のてっぺんに落ちてきた日が近付き、もうしばらくすると日没が近いことを我々に知らせました。暗くなると、足場がヌタっている山道の復路が危険になるので、そそくさと皆帰り支度をして帰路につきました。
そして復路ですが・・・感覚的には往路の半分くらいの距離で帰ることができました・・・? つまり行きは見晴らしの良い山の中腹まで案内してくれて、帰りはショートカットしたルートを選んでくれたワケですね。ソーニャさん、アントンさん、ありがとうございました!
スポーン!(←※マフラーが外れた音!?) グワシャー!!(←留め具が壊れた音!?)
8月9日の朝は、半島の先端にあるガモフ灯台までのオフロード走行です。昨晩宿に遅れて到着したツアーガイドのセルゲイさんは、今回初めて撮影に使う新品ドローンを片手にウッキウキ。一方、ツアー参加者の堀田さんと堀内さんは、「今日もオフロードを、約9kmほど走らなければならないのか・・・」とちょっと心配顔でした。
旅路の途中、セルゲイさんとカメラマンの奥村は"鬼"となり、「はい、もう一回撮影するから、元の場所に戻ってから走りを繰り返してください!」系のリクエストを連発! 「え〜、また同じところ走るんですか!?」というウラルパイロット2人のクレームも華麗にスルー? して、ツアーの撮影というミッションを淡々とこなしていきました(堀田さん、堀内さん、どうもすみません)。
道中には2度、沢渡りというハイライトシーンもありましたが、2人のウラルは健気に黙々と悪路を進んでいきます・・・。途中、堀内さんも堀田さんも、岩にヒットしてエキゾーストパイプからマフラーが外れる! というトラブルがありましたが、現場ではめ直して無事トラブル状況から脱出!
堀田さんも堀内さんも、もうこれ以上の悪路走行は・・・と気分がナエナエになりつつありましたが、なんとかガッツを振り絞って走行を継続・・・。そして、ようやく今日の目的地のガモフ灯台が目の前に現れました。(続く)
※続きは、こちらのリンクになります。