1-2位はサテライト勢が獲得しました・・・
予選の主役となったのは、今年からドゥカティのサテライトであるプラマックに移籍したジャック・ミラーでした。濡れた路面にも関わらずギャンブルでドライタイヤをチョイス。転倒しそうになるのをなんとかこらえて、見事ポールポジションを獲得しました!
そして決勝レースですが・・・スタート15分前に雨が降り出しウェットレースが宣告されました。ここでもミラーはスリックを履いてグリッドの先頭にいましたが、コースにドライなラインもある難しい状況となり、ミラー以外の全員がスリックタイヤを履くためにピットに戻ります!
普通ならばミラー以外はピットスタートになるのですが・・・大勢がいっせいにピットスタートというのも・・・ということで、ミラー以外は予選順位のまま4列分下がってスタートという奇妙なことになりました・・・。
昨年度王者のマルケスは、なんとスタートでエンスト! 押しがけで再始動しますが、グリッドに戻るために逆走・・・! 本来はピットスタートになるので、彼にはライドスルーのペナルティが課されることになりました・・・。
その後、アプリリアのアレイシ・エスパルガロを弾き出すようにコーナーのインから接触したマルケスには、さらに1ポジション降格のペナルティが・・・。そしてクライマックス!? は、6位走行中のロッシにコーナーのインから接触! コースから押し出される格好になったロッシは、転倒を喫しました!
ロッシの怒り爆発! 一方マルケスは路面状況のせい・・・と釈明!?
この結果、ノーポイントの19位まで落ちたロッシは、当然? マルケスに対する怒りを表明しました。
「これは非常に悪い状況だ。彼=マルケスは私たちのスポーツを破壊した。彼はライバルに対する尊敬の念を持っていない。 すべてのライダーがライバルに敬意を払わずにこのようなレースをするなら、MotoGPは危険なスポーツになり、悪い方向へ向かって終了するだろう・・・」とロッシは、メディアに対してレース後語りました。
一方マルケスは、「コースの路面状態を理解する必要がある。 ラインは乾いていたが、濡れたパッチが要因でフロントがロックし、そこでブレーキを解放したために接触したんだ。 彼=ロッシが転倒したのは残念だが、路面状況によって引き起こされたミスだ」とあくまで難しい路面コンディションが原因でおきたミスだと説明しています。
このパプニングのせいで、各SNSではロッシファンとマルケスファン同士の激しい口撃合戦が繰り広げれておりますが・・・まぁ2015年マレーシアGPでの「接触」以来、ロッシとマルケスの因縁は続いていることを再認識する羽目になった今回のレースでしたね・・・。
次戦4月22日のアメリカズGPでは、もっとスッキリしたレースを期待したいです!
MotoGP第2戦アルゼンチン 決勝
1 C・クラッチロー LCR Honda CASTROL Honda 40'36.342
2 J・ザルコ Monster Yamaha Tech3 Yamaha +0.251
3 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki +2.501
4 J・ミラー Alma Pramac Racing Ducati +4.390
5 M・ビニャーレス Movistar Yamaha MotoGP Yamaha +14.941
6 A・ドビツィオーゾ Ducati Team Ducati +22.533