2018年シーズンは、3月18日のカタールGPを皮切りに全19戦開催される予定。ドヴィツィオーゾとロレンソは、1月末に実施される公式テストにニューマシンで挑むとのことです。
ドゥカティ・モーター・ホールディングCEOクラウディオ・ドメニカーリは「準備は整っている。ビジネスの面でもレースの面でも、2017年は有終の美を飾ることができた。これによって、前向きで自信を持って2018年を迎えることができる」と語っています。
ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー、ルイジ・ダッリーニャは、「決して簡単な道のりではない。私たちは、手強いライバルやはるかに規模の大きなメーカーと戦わなければならない。しかし、2018年が記憶に残るシーズンになるよう最善を尽くす」と話します。
ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャーのルイジ・ダッリーニャは、2018年モデルの新マシンと、チームライダーについて以下のように語っています。「昨年のようにタイトルに近づくと、開発の方向性を簡単に見失ってしまうこともありますが、新型デスモセディッチGPは、革命的進化というよりも正常進化と呼ぶべきマシンに仕上がっています。ドゥカティ・チーム・ライダーのアンドレア・ドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソは、チームに大きな付加価値を与えています。ふたりとも2018年のタイトルを狙うことができるでしょう。(中略)いずれにしても、2018年が私たちにとって、そしてすべてのドゥカティスタにとって、記憶に残る素晴らしいシーズンになるよう最善を尽くします」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04)のコメント
「昨年は素晴らしいシーズンとなり、大きな成功を収めました。同時に、昨シーズから多くを学び、マシンの開発作業を続けています。僕らのマシンは、特定のサーキットを苦手にする傾向にあったので、これを克服することに集中しています。どのサーキットでも、常に表彰台を狙えるポジションにいなければなりません。
2017年は6勝をマークして、ランキング2位でシーズンを終えました。当然、今年の目標はチャンピオンシップ獲得に置いていますが、シーズンが変わると戦いの図式が一新されると思っていた方がよいでしょう。いずれにしても、僕たちは昨年末のレベルを維持したまま、新しいシーズンに挑むことになります。昨年同様、100%の集中力を失わずに、チームと力を合わせて仕事をして行きたいと思っています」
ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99)のコメント
「2017年は厳しい年でした。1勝もできず、しかも開幕当初は表彰台争いにも加われませんでした。それでも決して諦めず、辛抱強く戦ったからこそ、終盤に良いリザルトを残すことができました。チームワークは非常に大切です。その点、ドゥカティは、僕のスタイルに合うよう懸命にマシンの改良と取り組んでくれました。2018年はより高いレベルでスタートが切れるでしょう。アンドレアとデスモセディチGPは、僕たちがワールドチャンピオンを狙える位置にいることを証明してくれました。
僕とアンドレアは、一緒にその目標を達成できるだけの強さと経験を備えています。十分なチャンスがあるし、僕らは1年前よりも強いと確信しています。ドゥカティスタの一員であることは、本当に特別な体験です。このチャレンジに迎え入れられたことを誇りに思っています。ドゥカティに合流したその日から、大きな家族の一員であると感じています。世界中のドゥカティスタの皆さんから頂いた情熱とサポートに報いて、できることなら、彼らにワールドタイトルをプレゼントしたいと思います」
ドゥカティ・チームは、1月28日〜30日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで予定されている2018年初の公式プレシーズン・テストに参加する予定とのことです。