2年目のイアンノーネとリンスの成長を見たいですね
今年、スズキファクトリーはマーベリック・ビニャーレスとアレイシ・エスパルガロに代わるライダーとして、アンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスと契約しました。スズキでの参戦・開発経験がないライダーをいっぺんに2名起用するのは、開発の継続性の大事さを考えるとヤバくない? とか、速さはあるけどムラっけのあるイアンノーネとルーキーのリンスの組み合わせってヤバくない? とか・・・この新体制を不安視するMotoGPファンは少なくなかったと思います。
その心配どおり・・・なのかはさておき、結局今年のスズキMotoGPチームは未勝利に終わり、もっぱらのレースをサテライト勢との争いに費やしました。終盤戦は少し持ち直した観もありましたけどね・・・。
優遇なしで強いスズキが見たいですね!
2017年シーズンが振るわないものだったこともあり、2018年のスズキにはシーズン中もエンジン開発が可能というコンセッション・・・いわゆる優遇措置が適用されることになります。この優遇措置によりどれだけホンダ、ドゥカティ、ヤマハなどのライバルとのギャップを埋められるかは非常に大事なことでしょう。
なお2016年から導入されたポイント制の優遇措置は、優勝3点、2位2点、3位1点・・・という具合にポイントがチームに加算されます。このポイントがシーズン中に6点になった時点で、テストが自由にできるという優遇措置は剥奪されることになり、さらに翌年の優遇措置もなくなります。
来期は序盤で優遇措置を失うくらい活躍して、ライバルたちとガチでやりあっても活躍できるスズキがみたいですね! 開幕前のテストはこの後、2018年1月28日のマレーシア、2月16日のタイ、そして3月1日のカタール・・・と3回行われ、3月18日にカタールで開幕戦・・・となります。