いまや晩秋の都会の風物詩となった「トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in 神宮外苑」が、今年も11月26日の土曜日に明治神宮外苑 聖徳記念絵画館前 特設会場で開催された。

画像: 一般の参加車は日本車と輸入車が半々くらいだが、'60年代以前のクルマは輸入車のほうが多い。

一般の参加車は日本車と輸入車が半々くらいだが、'60年代以前のクルマは輸入車のほうが多い。

その名のとおり、このイベントは愛知県長久手市にあるトヨタ博物館が主催するもの。
トヨタ博物館では1990年から「自動車文化の醸成・継承とクルマファンの交流」を目的に愛知県でクラシックカー・フェスティバルを開催しており、2007年からは東京でも開催されている。

画像: 手前の1967年式ホンダN360はホンダ コレクションホールからの出品。その向こうに1963年式ダットサン・フェアレディや1959年式モーリス・ミニ マイナー。

手前の1967年式ホンダN360はホンダ コレクションホールからの出品。その向こうに1963年式ダットサン・フェアレディや1959年式モーリス・ミニ マイナー。

今回、トヨタ博物館などが収蔵するクルマの展示テーマは「見て、聴いて、感じる 突き抜けたクルマたち−'50s、'60s」。
上の写真にあるような国内外のモデルをはじめ、1966年に多くの国際スピード記録を樹立したトヨタ2000GT(レプリカ)や、1967年の映画「007は二度死ぬ」でボンドカーとなったトヨタ2000GTのオープンカーなどが展示され、会場内を走って見せた。
(タイトル写真の車両)

画像: トヨタ博物館所蔵の1955年式クラウンを先導に、約100台のクラシックカーが都心をパレード走行。

トヨタ博物館所蔵の1955年式クラウンを先導に、約100台のクラシックカーが都心をパレード走行。

このイベントの主役は、1986年以前に生産された約100台(参加に応募してきた車両は、その倍以上あったという)の一般車両。
1931年式のフォード モデルAから1986年式のトヨタ・スープラまで、日本車・輸入車のさまざまなクラシックカーが会場に展示され、その後、1台ずつ紹介されて外苑のイチョウ並木から銀座通りまで、晩秋の都会をパレードする。
前回までは、国別−メーカー別−車種別の順で輸入車からパレードしていたが、今回から生産年順になった。
これにより、ギャラリーはクルマの歴史をパレードで見ることができたので、評判は上々だったようだ。

画像: 参加者はスポーツカーだけでなく、普通のセダンも多い。この風景、モノクロにしたら2016年の写真には見えないかも?

参加者はスポーツカーだけでなく、普通のセダンも多い。この風景、モノクロにしたら2016年の写真には見えないかも?

博物館からの展示車両には乗り込んで記念写真を撮れるモデルもあった。
ミュージアムショップやフードガレージも用意され、多くのクラシックカー・ファンが好天に恵まれた晩秋の休日を楽しんでいた。

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