80年代は歴史に残るバイクブームが日本に巻き起こった。そんな中で登場したRZ250をきっかけに始まる熱狂的な2スト・レーサーレプリカ時代は、現代でも語り継がれるマシンの宝庫。時代を作った革命的なモデルたちの歴史を振り返ってみよう! (オートバイ©モーターマガジン社)
HONDA NSR250R 【MC18 後期】1989
キャスター角24°→23°15′、トレール90→87mm、ホイールベース1355→1345mmなどジオメトリーの変更によって旋回性を飛躍的に向上。チャンバーはサーキットユースをさらに意識し、楕円断面をもつオーバル形状になった。また、ワークスイメージそのもののスラントノーズフォルムを採用したエアロフォルムは、高速時に風圧によるダウンフォースを生んだ。88年式とスペック上では劣らぬものの出力特性はマイルドになっている。
大人気の88からマイナーチェンジで熟成を図った89年型NSR250R。攻撃的な走りからは一変したマイルドな走りが特徴的なモデルでした。
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