2010 SUZUKI GSV-R:タイヤに合わせた車体づくりに苦心

画像1: (Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp

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バーミューレンに替わってバウティスタが加入した10年シーズンは、引き続きワンメイクタイヤに車体を合わせこむ作業が続き、使用違いのフレームやスイングアームを次々と投入。バウティスタが2度、5位入賞を果たすが、2年連続で表彰台に乗ることが出来ず。11年は1台体制となる。

タイヤがブリヂストンのワンメイクになった事で、各メーカーが開発したマシンに合ったタイヤを供給してもらえた時代が終わる。そして、GSV-Rは、このワンメイクタイヤの特性からいちばん離れたところにあったという現実を突きつけられる。そして、タイヤに合わせた車体作りに時間を割かれる結果となり、2年連続1度も表彰台に乗る事ができないという残念な結果に終わってしまった。

2011 SUZUKI GSV-R:V4に固執した前半期、直4に回帰した後半期

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1台体制で臨んだ11年が、結果的にGSV-Rのラストシーズン。バウティスタは開幕戦で大たい骨を骨折し2レースを欠場、その後も本来の走りが出来ず、18戦中10レースしか完走できず。ランキング13位が、GSV-R最終ランキングとなってしまった。

2011年でMotoGP参戦をいったん休止したSUZUKI。休止前の最後のシーズンとなったこの年もやはり、結局最後までマシンの開発をタイヤに合わせるという事が出来なかった。休止と言っても、諦めたわけではなく、11年の悔しさを胸に、復活に向けての開発を進め、昨年(2015年)遂に帰ってきた。
そんなこれからのSUZUKIのマシンに期待せずにはいられない。

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