ホンダのパリダカール黄金時代を象徴するカラーリング。
かつてのXRVアフリカツインの元ネタとなったのは、1986〜1989年にパリダカールラリーで大活躍したホンダのファクトリーバイク、NXR750です。打倒BMWフラットツイン、で製作された水冷VツインのNXR750は見事2輪部門4連覇の偉業を達成しました。
NXR750のカラーリングといえば、青が水色っぽいトリコロール・・・アパレルブランドの「エル・チャロ」のスポンサードを受けていた時期、そして1980年代のホンダレーシングマシンでおなじみのタバコブランド「ロスマンズ」のスポンサーカラーが、NXR750の強さをともに印象に残っています。
トリコロールとロスマンズ・・・どっちのNXR750が好きかは、人ぞれぞれでしょう。ただ、トリコロールのグラフィックはメーカー純正でも登場が期待できますが、ロスマンズ版は純正では絶対無理ですね・・・。子供が接することの多いプラモやミニカーなどはもちろん、大人しか基本乗らないクルマやモーターサイクルに、タバコ会社のパッケージカラーやロゴを入れるなんてことは、健康志向の強い今の世の中では許されるものではありませんから・・・。
スイスはその辺、問題ないのでしょうね・・・?
そしたらなんと、ロスマンズカラーのCRF1000Lを紹介する・・・YouTube動画があるじゃないですか!! 誰かが個人的にカスタムペイントしたのかな・・・と思いましたが、そうではなさそうです。
よくよく調べてみると、これはスイスの販売店、ハラー・モトスが独自に用意したスペシャルグラフィック版のようです。ロスマンズカラーモデルのMT車の価格は 1万5,700スイスフラン(約177万6,117円)、DCT車は1万6,980スイスフラン(約192万0,922円)とのことです。
スイスはこのように、思いっきりタバコブランドのグラフィックで販売してもOKなんでしょうかね? その辺疎くてわからないのですが、今度スイス人かドイツ人の知り合いに聞いておきます(←いかにもな口約束風?)。日本のプラモですと、タバコグラフィックのデカールキットが、サードパーティー製で用意されていたりしますけど・・・。
動画はショート版とロング版があり、ロング版は歴代NXR750がパリダカールで活躍するシーンがいっぱい収録されているので、ファンの方にはオススメです!