天才マルケスを擁して3連覇を狙ったものの序盤のミスが響いて王座陥落のRC213V (Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)

画像: #26 ダニ・ペドロサ車(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp

#26 ダニ・ペドロサ車(Racing オートバイ MotoGP GRAPHICS 2016@モーターマガジン社)

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開幕戦から予想外のつまづきで チャンピオンシップ争いに出遅れてしまったRC213V。 2014年チャンピオンマシンから正常進化を果たしたそのパフォーマンスは、マルケスをして「アグレッシブすぎる」と言わしめるほど。限界ぎりぎりをコントロールできるマルケスをもってしてもそのギリギリをキープできる安定性がなかったことが3連覇を逃した大きな要因となった。

マルク・マルケスをもってしてもギリギリの安定性をキープできない。そんなマシンで2連覇を成し遂げたマルケスはやっぱりスゴイ!!!そんなRC213Vはエンジン特性がアグレッシブすぎるといわれている。2015年は、開幕戦からマルケスが初戦の1コーナーでコースアウト。ペドロサはケガのために離脱という当初からあまり調子が良くない年だった。

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「開幕戦カタールGP、マルクがスター ト直後の1コーナーでコースアウトしてしまったのがつまづきの始まりでした。大事な初戦を落として焦る、無理をする、ミスをして結果を残せない、という悪循環にハマってしまった」とは、ホンダモトGPプロジェクトのテクニカルデイレクターである横山健男さん。
奇しくもこれは、敵陣のエース、14年のロレンソと全く同じパターン。開幕戦で転倒を喫したロレンソは、第2戦でジャンプスタートという信じがたいミスを犯し、シーズン序盤から波に乗れないまま、後半の追い上げも実らず、チャンピオン争いに加わることができなかった。

レースの世界に「たら・れば」は無い!とよく言われるけど、やっぱり、初戦からミスをするというあまり良くない流れに、「あのミスが無ければ」と考えてしまうのがファン心理。「あのオーバーラン」が無ければ、3連覇!!!成し遂げられていたのでしょうか・・・。それでもYAMAHAが速かったのかな・・・。そんな事を想像するだけでワクワクしてしまうのがMotoGP。

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15年型RC213Vは、14年モデルの正常進化版だ。チャンピオンマシンである14年モデルをベースに、エンジン、車体、電子制御といった主要項目を改良し、さらなる戦闘力アップを目指している。「ここで、マルクから『エンジンがアグレッシブすぎる』というコメントが 目立ち始めました。もちろん、ウィンターテストからこの意見はありましたが、最終的には解決してシーズンインしたものです。しかし、いざシーズンが始まると、この現象が顕在化してしまった」(幕田)

チャンピオンマシンを改良すればもっともっといいマシンが出来上がる。そういう訳にはいかないのがレースの世界。パワーアップが裏目に出てしまい、天才といわれたマルケスですら操り切れないモンスターマシンになってしまったのかもしれない。前のマシンの限界を少しづつ超えていく為の開発やセッティングを進め、またその限界を超えた時には破綻する。限界を超えなければ破綻は無いかもしれないが、破綻しない限り進化は無いのだ。

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エンジンのシーズン中の開発が凍結されている現在、エンジン特性のアグレッシブさは、吸排気や電子制御、車体の変更で対応していくしか道はない。そのため、この数シーズンは見られなかったほど、仕様違いのフレームやスイングアームを投入したシーズンだったという。
その成果がようやく出始めたのが、第8戦オランダGP。ロッシとマルケス が、最終ラップの最終コーナーまでトッ プ争いを繰り広げ、両者接触の後に、 ロッシ辛勝、マルケスが2位に入った、あのレース。

結果的に全18戦中6回も転倒してしまったマルケスを擁するHONDAは、最後までチャンピオン争いに加わることは無かった15年シリーズ。

「16年シーズンは、タイヤ銘柄や使用できるソフトウエアが変更されることで、かなり大きな変化が出るでしょう。現代のレース結果を左右する大きな2つの要素が同時に変更されることで、 なかなか先が読めないシーズンになるでしょうね。それでも、メーカーとチー ムの力を結集させて、ライダーをヘルプしていくことに変わりはありません」(幕田)「大きなレギュレーション変更で、対応力の高いマルク、じっくりマシンを作っていくけれど、ミシュランタイヤの経験があるダニと、ホンダには両方向の戦力があります。先行きが不透明なシーズンにはなるでしょうが、 チャンピオン奪回を目指して全力でやるだけです」(横山)

第2戦・3戦と優勝を制したマルケス。大きなレギュレーション変更にも動じないこのHONDAの勢いに、今シーズンも目が離せません!!!

次戦は4月24日に開催される、第4戦スペインGP。このままHONDA RC213Vの快進撃は続くのか!楽しみです。

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