東本昌平先生監修のモーターサイクルムックマガジン『RIDE 42』に掲載された東本先生の描き下ろし漫画作品「Run the lite」をご紹介します。一人の男性と、その家族の、なんでもない物語。どんな時も、彼とその家族の隣には、ニンジャがありました。

物語の主人公である男性は、ひとつの家庭を持つ一家の大黒柱。激務に追われながら、ニンジャを足とする毎日を送っています。

待望の一人娘が産まれたときも、出張先から妻の待つ病院へニンジャでひとっとび。妻は口癖のように「バイクは危ないって言ったでしょ!」と言いつつも、夫の到着を笑顔で迎えます。

画像1: ©東本先生/モーターマガジン社

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娘が高校に進学する頃、彼はひとり単身赴任をすることとなり、それから数年、家族と離れながらも懸命に仕事に打ち込みます。

そんなある日、娘が結婚するとの報告が。半年後には結婚式をすると言います。忙しい彼にとって半年はとても短く、あっという間に半年過ぎた頃にはすっかり日取りを忘れ、式前夜に妻から来た電話でやっと思い出します。

深夜3時を回った頃、まだオフィスにいた彼は席から立ち上がり、娘の成長をしみじみと思い返しながら、その足で式場に向かいます。もちろん、ニンジャで。

画像2: ©東本先生/モーターマガジン社

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昼から始まる式になんとか間に合い、娘夫婦を祝福します。娘には「またオートバイなんかでとばしてきたんでしょ!」と言われ、妻には「こんな日にバイクで事故でも起こしたらどうするの」と言われます。この家族にはよくある会話なのでしょう。

画像3: ©東本先生/モーターマガジン社

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日が傾いてきた頃、式は無事に終わり、彼は赴任先へ戻ろうとニンジャに跨ります。
妻に別れを告げると、バイクで駅まで送ってほしいと言います。バイクに乗る夫を心配し続けてきた妻は、バイクのことは好きではないと思っていた彼。"後ろに乗せてよ"という意味となる言葉を聞いた彼が驚いていると、妻は言いました。嫌いなんて一度も言ったことありませんよ、と。

画像4: ©東本先生/モーターマガジン社

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夫婦でバイクで走るのは、はじめてのことだったのかもしれません。二人のその背中からは、互いを大切に想い、愛し合っていることが伝わってきます。何年たっても、離れて暮らしていても、言葉に出さなくても、これからも変わらず二人は何事も乗り越えてゆくでしょう。

今までと違うことがあるとすれば、もしかしたら、二人でツーリングに出かける日が増えるかもしれない、というところでしょうか。

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