9月13日にミズーリ州レイク・オザークで開催された2025AFTの第16戦ショートトラック。決勝7位フィニッシュ以上ならチャンピオン確定、という好条件を持ってレースに臨んだエステンソン・ヤマハのダラス・ダニエルズ選手が盤石の走りで1番プレートを獲得。ヤマハ車での王者獲得は1974年のケニー・ロバーツ以来だそうですよ。

マニュファクチャラー・タイトルはハーレーが獲得したから無難に収まった?

WELCOME RACE FANS!! ダートトラックライダー/FEVHOTS "レースプロモーター" のハヤシです。8月末のスプリングフィールド・マイルで、車両から煙が出てる (オイル吹いてる) ということでハーレーダビッドソンXG750Rを駆るブライアー・バウマンが黒旗失格を食らってポイントリーダーから陥落した今回の最終戦。実際にはオイル出てなかったらしい?とかオフィシャルの恣意的なミスジャッジだとかって噂も立っていて、ちょっと疑惑の判定的な感じではありますが、それでもまぁルールはルール。勝者はたった一人しかいないわけでしてシーズンを通して強かったダラスとチーム、エステンソンレーシングは大いに祝福されるべき!かと思います。去年は確かダラスがシーズン終盤で足ポッキリ折ってチャンピオン争いから離れちゃったのじゃなかったかなー。というわけでついに!です。おめでとう!

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450ccシングルスはこれまたエステンソン・ヤマハのトム・ドレインがシーズン8勝のぶっちぎりで前節スプリングフィールドですでにチャンピオンを確定。チームとしては来期も450で両者1番プレートで走らせたい感じかなー。本人は早々2気筒クラスにステージを上げたいのかなー。いずれにせよ来シーズンは非常に楽しみな展開となりそうです。

インディアンもういない、みたいにならないと良いなー

太古の昔より AFT = AMA = ハーレーダビッドソン、とは公然のナントカですが、このまま青色が来年も再来年も勝ち続けると・・・"お前わかってないの?" みたいな感じでインディアンよろしく迫害されることになるかもしれませんが、シングルスはメイカー関係なく若手の登竜門的扱いだからまぁ問題にならないでしょうし、あまりフォーカスされてませんけど実はホンダのトランザルプ750だって結構仕上がってきてまして勝ち星こそ1ですけど通年ランキング4位だし、まぁマニュファクチャラータイトルさえミルウォーキーに渡しておけば物言いはつかないのかも?

ブライアーは奥方シェイナとの間にそろそろ赤ちゃん生まれるようで、次のシーズンは運も味方につけてもっと強くなって帰ってきたいとか言ってますし、来年のAFTは結構面白くなりそうな予感がします。最終戦は怪我人ボコボコ出たみたいですけどそこらへんはレースオペレーション上のさらなるテイクケアーにも期待。ではまた次週、金曜日の "Flat Track Friday!!" でお目にかかりましょう!