この連載では、モーターマガジン社出版「月刊オートバイ【別冊付録】不朽の日本車102年史」より、日本を作り上げた歴史のオートバイを振り返っていきます。
日本の歴史1909年産声をあげた日本最初のオートバイ、島津NS号から2011年モデルまでじゃんじゃん紹介していくので、「そういえばこんなバイクあったなぁ」と懐かしい気持ちになってもらえたり、「昔はこんなオートバイがあったんだ!」とあらたな発見をしてもらい、楽しみいただければと思います。(akiko koda@ロレンス編集部)

「YAMAHA YDS-1」といえば、1957年の第2回浅間火山レースで1~3位を独占した実績をもつ最初のファクトリーマシン。
斬新なデザインとスポーツ性が支持され、のちに生まれる数々のスポーツモデルのルーツとなりました。 いわば日本のスポーツモデルのはじまりとなった名車ですよね。
レースや街道ツーリング時では常にライバル関係だったオートバイが「HONDA CB72」。こんな名車が生まれた時代の当時のライダーは、もうわくわくが止まらなかったでしょうね!!
みなさんは、HONDA CB72とYAMAHA YDS-1どちら派でしたか?♡

YAMAHA YDS-1(スポーツ250S)(1959)

●空冷2ストピストンバルブ並列2気筒
●246cc
●20PS/7500rpm
●1.9kg-m/6000rpm
●138kg●3.00-18・3.00-18
●18万5000円
©オートバイ別冊付録 不朽の日本車102年史

ホンダCB72と並んで、現代まで隆盛を誇る国産スーパースポーツバイクの方向を決定づけた歴史的な1台。YD系のエンジンから発展した、最高出力20PSとパワフルな2スト並列2気筒エンジンを、近代的な鋼管クレードルフレームに搭載。5速ミッションも採用され、ロードレースでも活躍した。登場時にはスポーツ250Sという車名だったが、すぐにYDS-1に改称された。(©オートバイ別冊付録 不朽の日本車102年史)