ロレンス編集部
インタビュー【我に秘策あり】大企業から起業家へ:C CHANNEL 代表取締役 森川亮
森川亮。
C Channel株式会社の代表取締役、というより、いまはまだ元・LINEの代表というイメージが強いかもしれない。
しかし森川さんは既に大企業の代表者というよりも、自らの脚で立つ、一人の起業家として、我々を迎えてくれた。原宿の、情報発信地として最近再び脚光を浴びつつあるその場所、小さいが洗練された黄色い建物を拠点に、森川さんはわずか10名程度の小さなチームのリーダーとして働いている。
(アルバイトなどの非正規社員をいれると20名ほどになるそうだ)
C Channelはクリッパーと呼ばれる動画キュレーターを抱え、縦型の動画コンテンツ(スマートフォンで撮影し、スマートフォンで消費さ...
ロレンス編集部
【1/100の映画評】老いてなおの友情物語『ラストベガス』
悪ガキ四人組(ビリー、パディ、アーチー、サム)。58年後に再会したのは、四人組の一人ビリーのバチェラーパーティー。
ビリーは40歳下の若い女性との結婚をしようとしていた。若い女性と一緒にいると70歳を超えた自分が17歳の気分に戻れるからだ。ビリーは仲間の三人を結婚式を行うラスベガスに呼び寄せるが、最後まで渋るのはパディ。彼の妻であり、四人組のアイドルだったソフィーの葬式に、ビリーが来なかったことを根に持っているからだ。
それでも渋々ラスベガスにやってくるパディたち。さまざまな偶然の出会いを通して、四人の絆は再び強固なものになっていく。
友達っていいよな。本作は、男の友情っていいよな、と単...
ロレンス編集部
【1/100の映画評】ポール・ウォーカーの遺作『フルスロットル』
古典的なバディムービー『フルスロットル』
リュック・ベッソン監督が手がけた超絶アクション作品『アルティメット』(2004年)をハリウッドがリメイクしたものだ。
主役二人のうち、片方(ダビッド・ベル。後述)は留任。片方をポール・ウォーカー(1973年9月12日 - 2013年11月30日)が演じる。この映画はポール・ウォーカーの遺作になる。
ストーリーも設定も、ほぼ『アルティメット』のままだ。
経済的に破綻しつつある街の市長は、無法地帯と化した廃墟「ブリックマンション」に、強力無比な爆弾が仕掛けられる。その爆弾を解除するために送り込まれたのがポール・ウォーカー演じる捜査官。
その相棒は警官...
ロレンス編集部
【1/100の映画評】誰かのために生きることをやめられない優しい人々『ギルバート・グレイプ』
人生には、何度観ても同じ感動を、同じ衝撃を、同じ衝動を与えてくれる映画と巡り会うチャンスがある。
僕にとって『ギルバート・グレイプ』は、そういう映画の一つだ。
1993年に公開された本作は、主演ジョニー・デップ。知的障害を持つ主人公の弟をレオナルド・ディカプリオが演じている。
閉ざされた世界に縛り付けられて、あがくこともできない青年
主人公ギルバート・グレイプは勤勉で、心優しい青年だ。アイオワ州の片田舎、とても小さな町の小さな雑貨屋で、働いている。
彼の母親は、夫が謎の首吊り自殺を遂げたショックで過食症になり、7年もの間一歩も家の外に出たことがない。というより身動きできないくらい太って醜...
ロレンス編集部
「Wheels & Waves」はモーターサイクル版SXSWだ。連鎖するコールドフュージョンに注目しよう。
このところわりと頻繁にロレンスで取り上げているイベント、Wheels & Waves。
今年(去年も)フランスの高級リゾート地として知られるビアリッツで行われた、サーフィンとカスタムモーターサイクルのイベントである。
まるでSXSW(サウスバイサウスウェスト)。複雑に融け合ってクロスオーバーする複数のカルチャー
僕はロレンスの発行人であると同時に、「ITの人」「ネットビジネスの人」だ。僕をよく知る人たちにはいまさら説明するまでもないだろうが、公私ともにインターネットにどっぷり浸かった人生を送ってきている。
その僕からみたこのWheels & Wavesは、まるでSXSWのようだ。
So...
ロレンス編集部
【1/100の映画評】ポンコツ&ロートルの傭兵チーム『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』
スタローン版のオーシャンズ11
シルベスター・スタローンが開き直って、笑いも感動もない、純度100%のアクションムービーを作った。それがこのエクスペンダブルズシリーズだ。
屈強な男たちが銃やナイフをもって戦う。ひたすらそれだけの映画である。
アクションとは別に、もう一つ大きな特徴と言えるのは、スタローンの人脈というか人徳を生かして、常に大物俳優をゲストで集められるということだ。ある意味スタローン版の「オーシャンズ11」と言える(ジョージ・クルーニーが、彼自身のネットワークで超一流の俳優陣を、ありえないほど低いギャラで集めたことで有名)。
ただ楽しめばいい映画。それがエンターテインメントだ...
ロレンス編集部
ゲロッパ!【1/100の映画評・番外編】君はジェームズ・ブラウンを知っているか?〜ファンクの帝王を映画化「ジェームズ・ブラウン 最高の魂を持つ男」
ゲロッパ!(Get Up)
ジェームズ・ブラウンといえばゲロッパ。ジェームズ・ブラウンといえばセックスマシーン。若い読者はわからないかもなっ。
(彼の代表曲『「Get Up (I Feel Like Being Like A) Sex Machine」』からきてるんだけど。聴いたことくらいはあるはずだ)
ジェームズ・ブラウン(以下JB)はファンクの帝王だ。R&B、ソウルの王と言ってもいい。
その歌声、キレのいいダンス(というよりステップ)、意味不明のアッとかウッという呼吸音というか掛け声というか、とにかく歌詞にはない声音にとびきりしびれるのだ。
全盛期といえるのは60-70年代だが、その...
ロレンス編集部
【1/100の映画評】To be frank with you, 非常に奇妙な映画なんだ、これが。仮面をかぶったミュージシャン『フランク』
心を病んだ天才が奏でる音楽は、大衆にとっては不協和音であったのか
主人公フランクは、音楽の優れた才能を持っている。
しかし、その才能はわかる人にしかわからない。
そして、彼は心に闇を抱えていて、幼少時から無表情なマスクをかぶったまま暮らしている。
そんなフランクに魅せられたバンドメンバー達もまた、どこか病んでいる。彼らは田舎の森の中の家に”リスのように”閉じこもって、レコーディングをしているが、いつになったら完成するか、彼ら自身もわかっていない。
そこに大きな成功を普通に求める、普通の青年がキーボードとしてバンドに加わったことから、物語は急展開を見せる。
青年はTwitterに日々の気分...
ロレンス編集部
ひとりよがりの【作品紹介】傑作ではないが見逃せない『銀灰のスピードスター』(作者:楠みちはる) 1-2巻(継続中)
ロレンスでも度々紹介されるバイク・車コミックの第一人者、楠みちはる先生の最新作
「あいつとララバイ」「湾岸ミッドナイト」は、いずれもバイク乗り、クルマ好きにとってはたまらない作品だろう。
今回紹介するのは楠みちはる先生の最新作である「銀灰のスピードスター」。2015年6月現在、2巻まで発売されている。
「湾岸ミッドナイト」は講談社のヤングマガジンで連載されていたが、もともとは「湾岸MIDKNIGHT」として、小学館のスピリッツでスタートしたのだという。ただ当時は人気がなくて、大人の事情によってヤンマガに移籍したとのことだ。
本作は、設定も主人公も違うが「湾岸ミッドナイト」の集大成、最終到...
ロレンス編集部
【1/100の映画評】貴公子オーランド・ブルームが汚れ役に挑戦。南アの深い闇に挑む刑事たちを描く『ケープタウン』
本作の舞台は南アフリカの首都ケープタウンだ。麻薬組織と殺人事件を追う二人の刑事たちの戦いを描いているが、それだけではない。
本作の原題は「ZULU」。ZULUとはズールー族のことである。アパルトヘイトの傷跡がなかなか消えない南アフリカの、原住民族の一つだ。この原題を知るだけで、本作が単なるクライムサスペンスでないことがわかる。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『ホビット』『リング』シリーズでは、海や森林の中で爽やかな美貌がひときわ光っていたオーランド・ブルームが、本作では無精髭に刺青、酒と女にだらしないアウトロー的な刑事ブライアンを演じている。
そして、主人公ブライアンの上司であり相棒...
ロレンス編集部
穏やかな笑顔の”殺戮者” ゲンナディ・ゴロフキンを知っているか?
この穏やかな表情で、これまた爽やかにボーダーを着こなす男。
ちょっとエスパー伊東さんにも似た顔立ち。
読者のみなさんは、この男が誰だかご存じだろうか??
柔和な顔から想像できない彼の正体
この男、ゲンナディ・ゴロフキンは、最激戦区のボクシング世界ミドル級で最強、いや、パウンドフォーパウンド(仮に体重差がなかった場合に最強と考えられるという意味)と考えられているボクサーなのだ。
WBA世界ミドル級スーパーチャンピオン(2015年6月現在)であり、プロアマ通じて一度もノックダウンされたことがない。それどころか、プロ転向後33戦 33勝 (30KO) 無敗、実に90%以上のKO率を誇る怪物なの...
ロレンス編集部
【Singlesな男たち】草食男子?絶食男子?笑わせるな、男は女に裏切られてなんぼだぜ、と教えてくれるルパン三世
エンターテイメントの中で、最も女好きで、そして同時に女をリスペクトしているヒーローといえば、やはりこの人、ルパン三世ではないだろうか。
フランスの推理小説「アルセーヌ・ルパン」シリーズから着想され、そのルパンの孫、という設定で生まれたルパンは、いまでは日本中で知らぬ者はいないほどの人気者だ。週刊誌に初めて登場したのが1967年、テレビシリーズでさえ1971年のスタートだから、すでに40年以上前になるのに、その人気に翳りはない。
熱くてクールなスタンス
僕たちがルパンを愛してやまない理由はなんだろうか。
まずは恐ろしく義理堅いということが挙げられるだろう。盟友の次元大介や石川五右衛門らの間...