ロレンス編集部
【1/100の映画評】誰かのために生きることをやめられない優しい人々『ギルバート・グレイプ』
人生には、何度観ても同じ感動を、同じ衝撃を、同じ衝動を与えてくれる映画と巡り会うチャンスがある。
僕にとって『ギルバート・グレイプ』は、そういう映画の一つだ。
1993年に公開された本作は、主演ジョニー・デップ。知的障害を持つ主人公の弟をレオナルド・ディカプリオが演じている。
閉ざされた世界に縛り付けられて、あがくこともできない青年
主人公ギルバート・グレイプは勤勉で、心優しい青年だ。アイオワ州の片田舎、とても小さな町の小さな雑貨屋で、働いている。
彼の母親は、夫が謎の首吊り自殺を遂げたショックで過食症になり、7年もの間一歩も家の外に出たことがない。というより身動きできないくらい太って醜...
ロレンス編集部
『ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション』(8/7公開)』の最新予告映像が解禁!
「ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション」の最新予告映像が解禁された!
トム・クルーズ主演の超人気シリーズ『ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション』(8/7公開)でこのたび最新予告映像が解禁となった。
地上約1524mの高さでトム・クルーズ本人が軍用機のドア外部に張りつく体当たりアクションに続いて、今回新たに追加となったのは、やはりトム自身による潜水アクションシーン。
この潜水シーンは、イーサン・ハント率いるIMFの最強の敵、謎の無国籍スパイ組織「シンジケート」を潰すための重要な作戦の一つで、「随分前から、クリストファー・マッカリー監督とともにスリル満点の潜水シーンをノー...
ロレンス編集部
シリーズ最新作『007 スペクター』最新作の舞台がついに明かされた!!
12月4日に日本公開が決定している「007」シリーズ最新作「007 スペクター」から、ビデオ・ブログ第4弾が発表された。
アバンタイトルの舞台はメキシコ「死者の日」
毎回作品の魅力が凝縮されたオープニングでファンを魅了し続ける007シリーズだが、今回のオープニングシーンはメキシコの『死者の日』が舞台。
撮影は実際の 「死者の日」でロケを行ったのではなく、撮影のためにこの祭りの全てを再現したのである。こちらの場面はCGなどは使用せずに1500人分の着替えを75分(1分で20人)で行ってしまうなど、衣裳から小道具まですべてを完全再現したのだ。
今回...
ロレンス編集部
【見たことある!】映画やドラマに出てきたあの車やバイクは・・・
映画やドラマなどに登場し、一躍有名に、人気になった車やバイクは数知れず。
見たことあるー!の定番、集めてみました。
さて、あなたはいくつご存じですか?
デロリアン DMC-12
でましたー!ガルウィング。これが出てきた映画といえば・・・
「バック・トゥー・ザ・フューチャー」ですね。ドクが開発したタイムマシンであります。
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オンライン通販のAmazon公式サイトなら、バック・...
ロレンス編集部
【1/100の映画評】ポンコツ&ロートルの傭兵チーム『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』
スタローン版のオーシャンズ11
シルベスター・スタローンが開き直って、笑いも感動もない、純度100%のアクションムービーを作った。それがこのエクスペンダブルズシリーズだ。
屈強な男たちが銃やナイフをもって戦う。ひたすらそれだけの映画である。
アクションとは別に、もう一つ大きな特徴と言えるのは、スタローンの人脈というか人徳を生かして、常に大物俳優をゲストで集められるということだ。ある意味スタローン版の「オーシャンズ11」と言える(ジョージ・クルーニーが、彼自身のネットワークで超一流の俳優陣を、ありえないほど低いギャラで集めたことで有名)。
ただ楽しめばいい映画。それがエンターテインメントだ...
ロレンス編集部
ゲロッパ!【1/100の映画評・番外編】君はジェームズ・ブラウンを知っているか?〜ファンクの帝王を映画化「ジェームズ・ブラウン 最高の魂を持つ男」
ゲロッパ!(Get Up)
ジェームズ・ブラウンといえばゲロッパ。ジェームズ・ブラウンといえばセックスマシーン。若い読者はわからないかもなっ。
(彼の代表曲『「Get Up (I Feel Like Being Like A) Sex Machine」』からきてるんだけど。聴いたことくらいはあるはずだ)
ジェームズ・ブラウン(以下JB)はファンクの帝王だ。R&B、ソウルの王と言ってもいい。
その歌声、キレのいいダンス(というよりステップ)、意味不明のアッとかウッという呼吸音というか掛け声というか、とにかく歌詞にはない声音にとびきりしびれるのだ。
全盛期といえるのは60-70年代だが、その...
ロレンス編集部
【1/100の映画評】To be frank with you, 非常に奇妙な映画なんだ、これが。仮面をかぶったミュージシャン『フランク』
心を病んだ天才が奏でる音楽は、大衆にとっては不協和音であったのか
主人公フランクは、音楽の優れた才能を持っている。
しかし、その才能はわかる人にしかわからない。
そして、彼は心に闇を抱えていて、幼少時から無表情なマスクをかぶったまま暮らしている。
そんなフランクに魅せられたバンドメンバー達もまた、どこか病んでいる。彼らは田舎の森の中の家に”リスのように”閉じこもって、レコーディングをしているが、いつになったら完成するか、彼ら自身もわかっていない。
そこに大きな成功を普通に求める、普通の青年がキーボードとしてバンドに加わったことから、物語は急展開を見せる。
青年はTwitterに日々の気分...
ロレンス編集部
みんな大好き超絶アクションの新作『ミッション:インポジブル ローグ・ネイション』の海外版トレーラーが公開。
2015年8月7日公開予定のアクション大作『ミッション:インポジブル ローグ・ネイション』。
その新しいトレーラー(海外版)が公開されています。
いつものとおり、めちゃくちゃ激しいカーアクションも見どころの一つ。
さすがはBMW、速さも安全性も超一流って、ことで。
あとは動画をご覧ください。あ、バイクアクションも健在です!
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』公式サイト
絶対不可能なミッション発令!映画史上最高のスパイ、不可能を可能にする男イーサン・ハントに、史上最難関なミッションが発令される!! 8月7日(金)全国公開
楽しみですね!劇場に行きましょう!
ロレンス編集部
【1/100の映画評】貴公子オーランド・ブルームが汚れ役に挑戦。南アの深い闇に挑む刑事たちを描く『ケープタウン』
本作の舞台は南アフリカの首都ケープタウンだ。麻薬組織と殺人事件を追う二人の刑事たちの戦いを描いているが、それだけではない。
本作の原題は「ZULU」。ZULUとはズールー族のことである。アパルトヘイトの傷跡がなかなか消えない南アフリカの、原住民族の一つだ。この原題を知るだけで、本作が単なるクライムサスペンスでないことがわかる。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『ホビット』『リング』シリーズでは、海や森林の中で爽やかな美貌がひときわ光っていたオーランド・ブルームが、本作では無精髭に刺青、酒と女にだらしないアウトロー的な刑事ブライアンを演じている。
そして、主人公ブライアンの上司であり相棒...
ロレンス編集部
最新アクション大作『アベンジャーズ』の新作で、キャプテン・アメリカの窮地を救うハーレー・ダビッドソン STREET750
みんな大好き『アベンジャーズ』。その新作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』。
日本公開は2015年7月の予定らしいです。
この映画の中で、大活躍するのが他ならぬ、ハーレー・ダビッドソン STREET750です!
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』では、人工知能ウルトロンが人類滅亡を計ります。この危機にアベンジャーズが立ち上がるのです。
われらがキャプテン・アメリカは、アメリカの象徴ハーレーにまたがって颯爽と敵に向かいます!
大活躍するSTREET750。
でもバイク乗りとしては、ちょっと見てられない・・・・。
ロレンス編集部
【1/100の映画評】マニアの心をくすぐるオムニバスアニメムービー『バットマンゴッサムナイト』
何を隠そう(隠してないが)僕はバットマンフリークである。特にティム・バートン監督のバットマン(1989年・1992年)とクリストファー・ノーラン監督のダークナイトシリーズ(2005年-2012年)には、どっぷりはまっている。
逆に言うとバートン-ノーランの間にあった数本はなかったことにしている。
アメコミヒーローでは、生まれついた超人たちや、突然変異で力を得たミュータント、あるいはサイボーグなどもいるが、バットマンとアイアンマンは自らの肉体を鍛えることや、自ら開発したテクノロジーによってヒーローとなったということで、他のヒーローたちと一線を画している。
そこが好きだ。
日米のトップアニメ...
ロレンス編集部
【1/100の映画評】国を守るために魂を悪魔に売り渡した男の哀しい伝説『ドラキュラZERO』
吸血鬼を題材にした映画は数多くある。有名な吸血鬼もまた多い。「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のレスタト、「トワイライト」のエドワード、「アンダーワールド」のセリーン、「ブレイド」のブレイド、など、枚挙に事欠かない。しかし、その頂点に君臨する吸血鬼の中の吸血鬼、吸血鬼の王といえば、やはりドラキュラだ。
本作は、ドラキュラの誕生秘話をヒロイックに描いている。
もともとドラキュラは、アイルランドの小説家ブラム・ストーカーが記したホラー小説『ドラキュラ』(1897年)の主人公だ。モデルとされているのは、15世紀のワラキア(現在のルーマニア南部)の領主であったヴラド3世(ヴラド・ツェペシュ、...