ロレンス編集部
『64-ロクヨン-前編/後編』昭和から平成へと切り替わったわずか数日に閉じ込められた、多くの人の情念と悔恨- 1/100の映画評
佐藤浩市主演で、横山秀夫原作の推理小説を映画化。 わずか7日間で幕を閉じた昭和64年。その短期間に起きた児童誘拐事件は、警察の必死の捜査にも関わらず、身代金を奪われたうえに児童も殺害される最悪の結果を迎えた。事件に関わった警察関係者はこの事件を64(ロクヨン)と呼び記憶にとどめていたが、犯人の手がかりもないままに時効を迎えつつあった。事件の担当刑事の一人だった三上(佐藤浩市)は県警の広報官になっていたが、ロクヨンの手口をなぞるような女子高生誘拐事件が起こる・・・。