ロレンス編集部
「ブラック・スキャンダル」ジョニー・デップが禿頭の悪党役を邪悪さを湛えた抑えた演技で好演- 1/100の映画評
1975年から始まった、FBI、ギャングスタ、そして政治家の癒着による汚職事件。 FBI捜査官のコノリー、急成長中のギャングスタ ジミー・バルジャー、ジミーの弟であり政治家のビリー・バルジャーの3人は同じダウンタウンで生まれ育った幼馴染だった。 イタリア系マフィアのとの勢力争いを続けるジミーは彼らを壊滅させるため、出世欲の強いFBI捜査官のコノリーと密約を結ぶ。彼らはそれぞれの野望に忠実であるがゆえに悪の道を突き進むが、やがてメディアに嗅ぎつけられ、彼らの共謀は白日の下に晒される。実際に起きた米国最悪の汚職事件をテーマに描き出された、上質のクライムストーリー。