ロレンス編集部
頼むから静かにしてくれ。俺はあのサウンドを聴いていたいんだ。
友人とともに愛車のランチアで峠に出た”俺”たちの、前方を走る一台の車。
早く抜けと煽る助手席の友人を尻目に、”俺”はゆっくりとその車の後を追う。いつまでもこの道が続いてくれればいいのに、夢から覚めたくないような思いで俺はランチアを走らせ、その車の魅惑的な尻を堪能するのだ。『GTroman STRADALE』より
その車こそ、走る宝石、ディーノ246GT。
プランシングホース(跳ね馬)のエンブレムも持たず、6気筒エンジンでしかないその車に、俺の心は引きつけられ、奪われ、惑わされ続けるのだ・・・。
皆さんにも、”俺”の気持ち、わかりますね?
朝だ!アドレナリンだ!フェラーリ・ディーノだ! -...