ロレンス編集部
『バリー・シール/アメリカをはめた男』CIAとゲリラからの信頼を逆手にとって荒稼ぎした実在の人物を映画化 -1/100の映画評
年間100本以上の映画を鑑賞する筆者が独自視点で今からでも見るべき映画を紹介。 1970年代の米国で、天才的な飛行機の操縦技術を買われてCIAにスカウトされた男、バリー・シールの破天荒な生涯を映画化。 1970年代、大手航空会社TWAのパイロットであったバリー・シールは、CIAからスカウトされ、中南米への物資密輸の任務を与えられる。しかし彼は同時に中米ゲリラたちの銃器の横流しや麻薬の密輸の片棒もかつぐようになり、あっという間に莫大な資産を築き上げていくが・・・。 主人公バリーをトム・クルーズが熱演。持ち前の空虚だが愛嬌たっぷりの笑顔が、周囲を悪事に巻き込みながら、暗さや陰湿さを見せない憎...