先日開催された日本GPのMoto2クラスで、優勝したマヌエル ゴンザレスが「ハチマキ」を装着していたことで起こった騒動ですが、なんと現在グレシーニ レーシングの公式ウェブサイトを見ると、そこからQJモーターの名が消えています・・・。これはどういうことなのでしょうか?

真相は定かではないですが、ライダーの地位が守られることになるのは確実?

まず、騒動の詳細については過去記事をご参照ください。先日までグレシーニ レーシングのMoto2のサイトには、メインスポンサーである中国企業QJモーターの名前が大きく表示されていました。しかし今は、QJモーターの名はどこにも表示されなくなっております。

画像: 10月12日現在のグレシーニ レーシングの、Moto2のサイトのスクリーンショット。なおPILOTA(パイロット、ライダーの意)などの各項目をクリックしても、どこのリンクにも飛ばない状態です。 www.gresiniracing.com

10月12日現在のグレシーニ レーシングの、Moto2のサイトのスクリーンショット。なおPILOTA(パイロット、ライダーの意)などの各項目をクリックしても、どこのリンクにも飛ばない状態です。

www.gresiniracing.com
画像: ただ、「SPONSOR(スポンサー)」のところだけはリンクが生きており、ページ下部のスポンサー一覧へスライドします。そこにもやはり、QJモーターの名はありません。 www.gresiniracing.com

ただ、「SPONSOR(スポンサー)」のところだけはリンクが生きており、ページ下部のスポンサー一覧へスライドします。そこにもやはり、QJモーターの名はありません。

www.gresiniracing.com

英国の大衆紙「ミラー」でも報じられたこの騒動ですが、そのなかでグレシーニ レーシングの広報担当は、QJモーターから公式に何を受け取ったわけではなく、ソースを確認していることを騒動勃発時に明らかにしています。QJモーターのゴンザレス解雇要求を含む声明は、同社の中国語サイトのみに掲載されていたこともあり、声明はあくまで「中国国内向け」であり、チームに対する最大限の忠告に過ぎないもの・・・と見る者は少なくありませんでした。

「誰がこのメモを発行したかに関係なく、中国の人々がこのシンボルに深い齟齬(そご)を覚え、失望したことを理解しています。明らかに、ライダーに責任はありませんが、私たちは謝罪します。政治的な正しさに関係なく、誰かが気分を害した場合、謝罪するのは正しいことです」

グレシーニ レーシング側の謝罪含みのコメントを見る限り、今後この騒動がこれ以上こじれることはないと思っていましたが・・・。ともあれ、もし本当にQJモーターがスポンサーから外れたとのだとしたら、残りの4戦はQJモーターのロゴがないカレックスMoto2マシンに乗った、ゴンザレスの勇姿を我々は拝することができることになるのでしょう。

スポンサーとチームのビジネス関係はさておき、若き才能あるライダーのキャリアが中断されることがないのであれば、それは何より喜ばしいことです。次戦10月18〜20日のオーストリアGPまでには、チームから正式なアナウンスが発表されるでしょうから、それを待ちたいです。

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