トップ5がわずか3点差という大接戦!!
2022年トライアル2の覇者で、2023年からはガスガスのファクトリーライダーとして活躍するS.ハーガは、開幕戦で電動車初の優勝という歴史的快挙を達成するものの、以降のアンドラ、イタリア、ドイツ、ベルギーでは表彰台登壇を果たせない状態が続きました。
サマーブレイクを経て、8月25日に開催されたトライアルGP第6戦フランスGPのトライアル2は、トップ5がわずか3点差のなかで決まるという混戦ぶりでした。1ラップ目を減点5でまとめたハーガの上にいるのは、減点4のジェラルド トルエバ(ベータ)ただひとり。迎えた2ラップ目では、ハーガはわずか減点1という見事な成績を収めました。一方のトルエバは減点2で、ともにトータルの減点は6という結果になりました。
次戦スペインGPが、今シーズンの最終戦となります
ともに減点6ではありますが、クリーン(減点0の走破)数わずか1の差でトルエバはフランスの勝者となり、惜しくもハーガは開幕戦以来の2勝目を逃すことになりました。しかし、フランスでの2位という結果によって、ハーガのランキングは5位(107点)に浮上することになりました。
ソンドレ ハーガ
「我々はカオールでの戦いを終えたが、再び表彰台に上れたことは最高の気分だ。優勝者とまったく同じポイントながら2位になったので、表彰台一番上に行けなかったのは少し残念だ。でもまた表彰台に戻ってこられたことは良い気分だし、体力的にもとてもフィットしている。今は最終戦のスペインが楽しみだ」
最終戦スペインGPは、9月13〜15日に開催されます。電動車のガスガスTXEでの初フル参戦となった今シーズン、ハーガがどのようなパフォーマンスを最後に魅せてくれるか期待したいです。またもう1台の電動車・・・エレクトリック モーションを駆るガエル シャタヌ(ランキング7位)の戦いぶりにも、注目したいですね!