BMWのフラットツインに、過給器の組み合わせ!
1949年に初代モデルが発売されたシトロエン2CVは、その後モデルチェンジを受けつつ販売され続け、1990年にポルトガル工場での生産を終えることで長いモデルライフに終止符を打ちました。もっとも、今でもその合理的設計や乗り味の良さ、そして愛らしいスタイリングなどに魅了され、2CVに乗り続ける愛好家は少なくありません。
こちらに紹介する動画は、2CV改ヒルクライマーを愛用するアレックス・デ・フリスさんの、2CV改での走りを収録したものです。初代2CVは空冷水平対向2気筒375ccでしたが、後に425cc、602ccへと排気量を拡大。もっとも最大の602cc版でもその最高出力は30馬力前後であり、お世辞にも高出力とはいえないものでした。
アレックスさんの2CV改はその心臓部をBMW R1200GSのものに積み替えており、さらにデンマークのロトレックス遠心式過給器(スーパーチャージャー)を組み合わせています。その結果、最高出力は154馬力までアップ! オリジナルの2CVから、なんと約5倍の出力向上を果たしています。
![画像: A.デ・フリスさんのシトロエン2CV改。駆動方式はオリジナルと同じくFFです! さすがにオリジナルの細いタイヤでは、154馬力の走りを支えるには心細いのでワイドなものに履き替えられています。 www.youtube.com](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781465/rc/2021/02/28/0f34487d9d42adb22e1939b16db4eaa4a1fa861d_xlarge.jpg)
A.デ・フリスさんのシトロエン2CV改。駆動方式はオリジナルと同じくFFです! さすがにオリジナルの細いタイヤでは、154馬力の走りを支えるには心細いのでワイドなものに履き替えられています。
www.youtube.com![画像: キャビンはロールバーでガッチリ補強されていますが、ペラペラのドアとか、キャンバストップとか、細いステアリングとか、フラットなガラス類とか、このあたりはシトロエン2CVではおなじみの眺めですね。左右に捻って前後に押し引きする、4速ギアボックスもオリジナルそのものです! www.youtube.com](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781465/rc/2021/02/28/4fe7775ccd2238c79b6394656e634e16cd6bea88_xlarge.jpg)
キャビンはロールバーでガッチリ補強されていますが、ペラペラのドアとか、キャンバストップとか、細いステアリングとか、フラットなガラス類とか、このあたりはシトロエン2CVではおなじみの眺めですね。左右に捻って前後に押し引きする、4速ギアボックスもオリジナルそのものです!
www.youtube.comギアボックスはスタンダード!? ちょっとビックリです!
![画像: おそらく外観から判断するに、ベースとなっているのは1987〜1988年 にイギリス/アイルランドで限定販売された「2CVバンブー」なのでしょうね? なお搭載されるBMW R1200GSの空水冷4ストローク水平対向2気筒1,169ccの最高出力は、ストックで125馬力です。 www.youtube.com](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781465/rc/2021/02/28/39ba1d0c4c55e125be698b62b6a1af13159e849a_xlarge.jpg)
おそらく外観から判断するに、ベースとなっているのは1987〜1988年 にイギリス/アイルランドで限定販売された「2CVバンブー」なのでしょうね? なお搭載されるBMW R1200GSの空水冷4ストローク水平対向2気筒1,169ccの最高出力は、ストックで125馬力です。
www.youtube.comわずか660kgという軽量な車体に、154馬力のBMW水平対向+過給器付きの組み合わせですから、その走りはなかなかキョーレツなのでしょうね! 驚かされるのは、ギアボックスが2CVオリジナルの4速のままということです。30馬力前後のギアボックスが、154馬力のパワーユニットと組み合わせても大丈夫とは・・・ビックリです。
その走りっぷりは・・・ぜひ動画でご確認ください!
Citroen 2CV with Supercharged BMW GS1200 Swap || 154Hp/660Kg Classic - Retro Rides 2018
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