1月13日のステージ10(583km)は、今大会好調のHRC=ホンダ・レーシング勢が1-2-3フィニッシュを達成しました! 首位の前大会王者リッキー・ブラベックは、これで今大会3度目のステージ優勝になります。しかし、総合優勝争いに関しては大波乱があり、誰が今年度のダカールラリー勝者になるのかは、最後の最後までわからなくなりました。

前半戦不調だったR.ブラベックですが、後半戦は巻き返しています!

ネオムからアル・ウラーに向かうステージ10では、前大会王者のR.ブラベックが活躍し、ウェイポイント3から1位の座を守り抜きました。そしてステージ2位は3分15秒遅れで、ホアン・バレダが入り、同3位には5分11秒遅れでケビン・ベナバイズがゴールし、ホンダがこのステージで1-2-3を決めました!

画像: ステージ9で優勝したチームメイト、K.ベナバイズに追いついてからは、先頭でルートを切り開く役目を担ったR.ブラベック(ホンダ)。そのままプッシュし、ステージ10を制覇しました。 honda.racing

ステージ9で優勝したチームメイト、K.ベナバイズに追いついてからは、先頭でルートを切り開く役目を担ったR.ブラベック(ホンダ)。そのままプッシュし、ステージ10を制覇しました。

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ステージ4位は、プライベーターとしてKTMを駆るスカイラー・ハウズが獲得。同5、6位には、KTMファクトリーのマシアス・ウォークナーとダニエル・サンダースが続きました。

ホセ・イグナシオ・コルネホ(ホンダ)はゴールするも、リタイアすることに!

優れたナビゲーション能力を発揮し、ステージ7、8、9で総合首位の座を守り切っていたホンダのチリ人ライダーのホセ・イグナシオ・コルネホでしたが、252km地点で転倒! その後、再スタートをしたコルネホはステージ首位のブラベックを10分遅れで追うことになりました。

なんとかスペシャルステージを走り抜いたコルネホですが、転倒時に頭を強く打ったこともあり、大事をとって彼はリタイアすることを決めました・・・。なんと、前日のステージ9のスタート時に総合2位にいながら転倒による負傷でリタイアしたトビー・プライス(KTM)に続き、安定感ある走りで終盤戦の総合首位の座を守っていたコルネホが、今大会を終えることになってしまったのです・・・。

画像: ナビゲーションの難易度が高かった今大会、優れたパフォーマンスを披露したホセ・イグナシオ・コルネホ(ホンダ)ですが、残念なことにステージ10で激しく転倒しリタイアをすることになってしまいました・・・。 www.facebook.com

ナビゲーションの難易度が高かった今大会、優れたパフォーマンスを披露したホセ・イグナシオ・コルネホ(ホンダ)ですが、残念なことにステージ10で激しく転倒しリタイアをすることになってしまいました・・・。

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ステージ10を終えての総合首位の座は、K.ベナバイズが獲得しました! 総合2位は、わずか51秒差でR.ブラベックが続き、3位以下は10分36秒差で2017年ダカール王者のサム・サンダーランド(KTM)、15分40秒差でJ.バレダ、29分38秒差でS.ハウズ、そして30分55秒差でD.サンダースが続くトップ6の顔ぶれとなりました。

残り2日・・・総合優勝争いがますます混沌としてきた今年のダカールラリーの、クライマックスに注目しましょう!

画像: #DAKAR2021 - Stage 10 - Neom / AlUla - Bike/Quad Highlights youtu.be

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