収束の兆しが見えない、COVID-19感染拡大の影響・・・
南半球にあるオーストラリアを、代表するロードレースサーキットのひとつであるフィリップアイランドは、ビクトリア州ウェスタンポート湾にあるフィリップ島にあり、MotoGPやSBKのオーストラリアラウンドの舞台としてモータースポーツファンにはお馴染みです。
2020年のSBKオーストラリアラウンドは、2月29日〜3月1日にフィリップアイランドで決勝が開催され、レース1をトプラック・ラズガットリオグル（ヤマハ）、スーパーポールレースをジョナサン・レイ（カワサキ）、レース2をアレックス・ロウズ（カワサキ）がそれぞれ制しました。
race.yamaha-motor.co.jp季節が北半球とは逆なため、欧州が冬の時期である2月末〜3月のころにフィリップアイランドはSBKの開幕戦の場として選ばれることが2009年以来の「恒例」となっていました。しかし、COVID-19による世界的パンデミックがまだまだ収束しないことから、その先行きの不透明さ、各国の入出国制限の状況、開催による感染拡大の可能性・・・などなどを考慮し、早くも2021年の開幕戦としてフィリップアイランドのレースが延期されることが決定しました。
オーストラリアラウンドがいつに延期されるのかは、まだ未定です・・・
現在、COVID-19感染拡大が爆発的な欧州や米国に対し、島国のオーストラリアは感染対策が上手くいっていると言えるでしょう。11月2日には7月9日以来、5ヶ月ぶりにCOVID-19新規感染者ゼロを達成した「清浄国」のオーストラリアですが、来年の話とは言えど「不確実性が存在する」であろう近い将来の状況を鑑みると、多くの外国人を迎え入れるビッグイベントの開催は延期が妥当・・・と判断したのでしょう。
延期されたSBKオーストラリアラウンドがどの日に延期されるのかは、SBKの2021年カレンダー（全14ラウンドの予定）のすべての日程が公表されていない今はまだ不明ですが、世界各国がそれぞれに正しいCOVID-19対策を行うことで、この厄災が早く世界から消えてくれることを祈りたいです・・・。
