前戦の雪辱を見事果たしたマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)!!
ポールポジションは、前戦サンマリノGP同様M.ビニャーレスが獲得。サンマリノGP決勝ではハードのリアタイヤのグリップ不足に悩まされ6位に沈みましたが、今回のエミリア・ロマーニャGPではホールショットを決めて、序盤からリードを築く作戦を敢行しました。
先頭のビニャーレスについて行き、一騎討ちを演じたのはドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤでした。6周目の第4コーナーではらんだビニャーレスのミスもあり、バニャイヤは前に出ることに成功! しかしビニャーレスは冷静にタイヤを温存しながら逆転の機会をうかがいます・・・。
そしてバニャイヤの1秒ちょっとの背後にビニャーレスが迫った残り7周・・・バニャイヤは残念ながら転倒を喫しました! 再び首位に返り咲いたビニャーレスは後続との大差を保ち続け、スズキ時代の1勝にヤマハでの7勝目をプラスし、キャリア通算8勝目をゲットしました!
ランキング争いは、マルク・マルケス(ホンダ)不在により近年まれに見る混戦に!
なおエミリア・ロマーニャGPのMotoGPクラス決勝の前に行われたMoto2決勝は、降雨のため赤旗が出ました。その雨の影響かMotoGPクラスはレース序盤から転倒者の多いレースとなり、完走者はわずか13名という荒れた展開になりました。
ランキング争いは、エミリア・ロマーニャGPでは8位に終わったもののA.ドヴィツィオーゾが首位をキープ。しかし、クアルタラロとビニャーレスのヤマハ勢が1点差で2、3位、エミリア・ロマーニャGPで2位表彰台に立ったジョアン・ミル(スズキ)が4点差の4位と、王者マルク・マルケス(ホンダ)の長期欠場の影響もあって大混戦となっています!
次の週末・・・9月27日決勝のスケジュールで行われるカタルニアGPでは、また新たな今シーズン初優勝者が登場するのか? それともランキング争いの混戦を抜け出す者が現れるのか? 注目しましょう!
MotoGP2020 R8 エミリア・ロマーニャGP 決勝
1 M.ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 41:55.846
2 J.ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 2.425
3 P.エスパルガロ Red Bull KTM Factory Racing KTM 4.528
4 F.クアルタラロ Petronas Yamaha SRT Yamaha 6.419
5 M.オリベイラ Red Bull KTM Tech 3 KTM 7.368
6 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 11.139
MotoGP2020 ランキング ※9月20日現在
1 A.ドビツィオーゾ Ducati 84
2 F.クアルタラロ Yamaha 83
3 M.ビニャーレス Yamaha 83
4 J.ミル Suzuki 80
5 F.モルビデリ Yamaha 64
6 J.ミラー Ducati 64