ヤマハライダー4人の予選トップ4独占はMotoGP初!
8月に行われたオーストリア・シュピールベルクでの2連戦(オーストリアGP、スティリアGP)では、それぞれの最上位がロッシの5位・9位と振るわなかったヤマハ勢の4名ですが、ヤマハYZR-M1が得意とするイタリア・ミサノの予選では4名がそれぞれ躍動しました!
自身12度目となるポールポジションを獲得したのはマシンを2回乗り換え、3回の走行を行う作戦を選択したM.ビニャーレスでした。1分31秒411はラップレコードとなるタイムで、コースが混んでいないタイミングをうまく選んだことが好記録に結びつきました。
僚友のV.ロッシもフリープラクティス3で首位と好調で、予選Q2も一時はトップに立ちました。最終的にポジションはセカンドローの4位になりましたが、首位ビニャーレスとの差は0.466秒の僅差。決勝が楽しみです。
ヤマハワークスチームの2人の間の、予選2位と3位はモルビデリとクアルタラロでした。モルビデリは最後の最後でビニャーレスに退けられ、自身初のMotoGPポールポジションは逃しましたが、ホームグランプリでのMotoGP初優勝も夢ではない好位置をキープ。
現在ランキングトップのクアルタラロは、フロント側のフィーリングに悩まされての予選になりましたが、しっかりフロントローの3番手の座を得ています。マシントラブル頻発などの問題でしばらく良いニュースがなかったヤマハですが、MotoGPでの予選1〜4位独占は初の快挙でした! また31秒台を予選で記録したのはヤマハの4名のみ・・・27周の決勝でヤマハ勢がどのようなレースを展開するのか・・・注目しましょう。
一方、ホンダとKTMは予選トップ10入りを逃しました・・・
なお予選5位から10位のポジションは、J.ミラー(ドゥカティ)、F.バニャイア(ドゥカティ)、A.リンス(スズキ)、J.ミル(スズキ)、A.ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、J.ザルコ(ドゥカティ)の順で獲得しています。
2020年シーズン、すでにチェコ・GPでB.ビンダー、スティリアGPではM.オリベイラが優勝を果たしているKTM勢ですが、ミサノの予選では精彩を欠きP.エスパルガロとM.オリベイラが11・12位、B.ビンダーが16位、I.レクオーナが18位に止まりました。
そしてホンダRC213Vユーザーのなかでは、中上貴晶が最上位の14番手。右腕の腕上がりの手術をしたカル・クラッチローは、回復具合が思わしくないということで欠場・・・。右腕骨折治療で欠場が続くM.マルケスの代役であるS.ブラドルは19番手。そしてM.マルケスの弟でMotoGPルーキーのA.マルケスは予選最下位の21位に沈みました・・・。
気になる決勝は日本時間で本日21時からです! みなさん楽しみに数時間後を待ちましょう!
MotoGP2020 R7 サンマリノ 予選
1 M.ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1'31.411
2 F.モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1'31.723
3 F.クアルタラロ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1'31.791
4 V.ロッシ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1'31.877
5 J.ミラー Pramac Racing Ducati 1'32.052
6 F.バニャイア Pramac Racing Ducati 1'32.054