ホンダで2年、ヤマハで4年のSBKキャリア
オランダ・ゴーダ出身で現在27歳のファン・デル・マークは、2014年に世界スーパースポーツ選手権王者となり、その実力の高さを世にアピールしました。2015年にはホンダライダーとしてSBKへステップアップ。翌2016年には年間ランキング4位という成績を残しました。
2017年からはヤマハに移籍。2018年には自身のSBK初優勝を含む2勝を記録し、ランキング3位の座を獲得! 2019年はランキング4位(1勝)。2020年はトプラック・ラズガットリオグルとともにSBKを戦っています。
BMW悲願のSBKタイトル獲得が、彼のミッションになります!
2013〜2014年はMuSASHi RTハルクプロで、そして2017〜2018年はヤマハ・ファクトリー ・レーシング・チームの一員として、4度も鈴鹿8耐で優勝したファン・デル・マークは日本のロードレースファンにもなじみ深いライダーのひとりですが、来年・・・2021年はヤマハから離脱し、BMWライダーとしてSBKを戦うことを選択しました。
2009年からSBKでファクトリー ロードレース活動を始めたBMWは、2010年にトロイ・コーサーがモンツァのレース2で初表彰台(3位)を獲得。2012年には、英ドニントンパーク・レース1でマルコ・メランドリがBMWのSBK初勝利をプレゼント! この年メランドリは6勝してランキング3位を獲得しています。
2013年はメランドリとチャズ・デイビスがそれぞれ3勝ずつをマーク。合計12勝がBMWファクトリー がSBKで現時点記録している勝利数です。2019年に活動再開したBMWは、トム・サイクスが2位2回、3位2回と表彰台を獲得。2020年はサイクスとユージン・ラバティがBMWに所属していますが、果たして2021年にファン・デル・マークと組むのは誰になるのでしょうか・・・?
もっともまだ2020年シーズンは開幕戦を消化しただけであり、まずファン・デル・マークの目標となるのは、2020年シーズンの王座争いに加わることです。7月末から再開する予定のSBKを、楽しみにしましょう!