ロシア人がロシア製の日本への輸入車を、日本からロシアに運び込むのはややこしい?
今回のウラル・ロシア・ライドに参加した3台のウラルの内、日本人である堀田さんと堀内さんの2台は何の問題もなく通関を終えることができました。ただ・・・これは予想されていたことでもあるのですが、日本在住のロシア人であるブラドさんが、ロシアから日本に輸入されたウラルを、日本からロシアにフェリーで運び込むことは、いろいろ手続き的にややこしいようです・・・。
ともあれ、まずは引き渡された2台のウラルを、ウラジオストクの滞在先であるホテルにまで自走で運ぶことになりました。しかし、ツアーのサポートカーに載ってウラジオストク市内を回って思ったのですが、都会のウラジオストクは交通量が多く、しかも坂道だらけ・・・堀田さんも堀内さんも、「ちょっとウラルでここを走るのは怖いな〜」と不安の色を隠せません・・・。
ウラジオストク市内の交通マナーについて・・・
ウラジオストク市内の道路は、信号が少なくて、交差点はラウンドアバウト(ロータリー)が多い構造です。なので、日本のように完全停止からの発進というシチュエーションは少なく、渋滞箇所はあるものの基本的に交通の流れは速い!! という印象です。
なので、モタモタしないで「オレはこっちに行きたいんだ!」という主張をするような? 運転をしないと流れに乗ることができません。カオスなカンジのウラジオストクの交通に溶け込むためには、我を主張するような運転が必要ですね・・・。
ただ、ロシアの人々にとっては意外にも珍しい存在かつ、愛すべき対象であるウラルサイドカーに対しては、道路上にて優しいカンジで対応してくださるみたいです。「合流とか、譲って先に行かせてくれましたね。ありがたいです」とは、宿にたどり着いての堀田さんの弁。
また、信号のない横断歩道に歩行者がいるときには、どんなクルマでも絶対に止まって歩行者の横断を待ってくれるモラルとマナーが徹底されています。このあたりは交通弱者に対して"オラオラ"な態度をとりがちな日本に住む人間としては、ぜひ見習うべきこととして学びたいところだなぁ・・・と思いました。 (続く)
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