マルケス、まずは予選を制す！
土曜日の予選では、ザクセンリンクの指定席と言わんばかりにマルケスがポールポジションを奪取。2番手はスーパールーキーのファビオ・クアルタラロ（ヤマハ）、3番手は前戦優勝のマーベリック・ビニャーレス（ヤマハ）でした。
そして4番手はスズキのアレックス・リンス。5番手はジャック・ミラー（ドゥカティ）。6番手はカル・クラッチロー・・・が予選のトップシックスとなりました。今シーズンも苦闘が続くバレンティーノ・ロッシは11番手。そしてドゥカティワークスのダニロ・ペトルッチをアンドレア・ドヴィツィオーゾはそれぞれ12、13番手と下位に沈みました・・・。
久しく優勝から遠のいているV.ロッシ（ヤマハ）。
race.yamaha-motor.co.jpマルケス強すぎ！ 今シーズン5勝目でランキング首位を独走！
迎えた決勝は、大方の予想どおりマルケスがレースを支配しました。
今大会のプランは、フロントタイヤをしっかり温めるために2周をゆっくり走り、そのあとプッシュして少しずつ差を広げるというもので、計画通りに進みました。後方とのギャップが3秒に広がってからは、タイヤをセーブしてライディングを楽しみました。優勝して夏休みに入ることができるのはすばらしい気分です。
という決勝後の彼のコメントどおりの圧勝ぶり。自身の"ザクセンリンク10年連続ポール・トゥ・ウィン"を成し遂げるとともに、ホンダにドイツGPでの最高峰クラス10連勝をプレゼントしました。
ザクセンリンクを得意とするM.マルケスに、ザクセンリンクに強いホンダMotoGPマシンの組み合わせは、まさに"鬼に金棒"？ この勝利でマルケスは、ランキング2位のA.ドヴィツィオーゾ（ドゥカティ）との差を64ポイントに広げました。
www.honda.co.jp注目の2番グリッドスタートのクアルタラロはなんと2周目に転倒！ 2位争いはリンスとビニャーレスの間で繰り広げられますが、ビニャーレスを抜いて2位に浮上したリンスは、19周目に転倒リタイア！ その後はビニャーレスの背後に迫るクラッチローとの攻防戦となりますが、これを退けてビニャーレスが2位を守りきりました。
一方、ロッシは8位に入るのが精一杯。ドゥカティワークスの両名も苦戦し、なんとか4、5位に入るにとどまりました・・・。
次戦チェコGPは約1ヶ月後の8月4日に決勝が行われますが、早々と消化試合が始まらないようにライバルの奮起をシーズン後半戦には期待したいですね。
MotoGP2019 ドイツ 決勝
1 M.マルケス Repsol Honda Team Honda 41'08.276
2 M.ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha +4.587
3 C.クラッチロー LCR Honda Honda +7.741
4 D.ペトルッチ Mission Winnow Ducati Ducati +16.577
5 A.ドビツィオーゾ Mission Winnow Ducati Ducati +16.669
6 J.ミラー Alma Pramac Racing Ducati +16.836
MotoGP2019 ランキング ※7月7日現在
1 M.マルケス Honda 185
2 A.ドビツィオーゾ Ducati 127
3 D.ペトルッチ Ducati 121
4 A.リンス Suzuki 101
5 M.ビニャーレス Yamaha 85
6 V.ロッシ Yamaha 80
