レース1は約15秒差の独走で優勝!!!!
2月23日（土）は、スーパーポールとレース1が行われました。この土曜日のスケジュールは昨年同様ですが、日曜日に超スプリント形式（10周）のスーパーポールレース、そしてレース2が行われ、ひとつのラウンドで合計3レースが行われるのが2019年度のSBKの改定点となります。
レース1のグリッド順位を決める土曜日のスーパーポールでは、SBKの絶対王者として君臨するジョナサン・レイ（カワサキ）がポールポジション獲得。続いて今期からレイのチームメイトとなるレオン・ハスラムが2位。そしてトップ6には3位に今年からSBKにデビューする元MotoGPライダーのA.バウティスタ、4位にカワサキからBMWへ移籍した"スーパーポール男"のトム・サイクス、5位にヤマハのアレックス・ローズ、6位にヤマハのインディペンデントチームのサンドロ・コルテセがつけています。
注目のレース1、ホールショットはポールポジションスタートのレイでしたが、すぐにバウティスタがこれを抜き独走態勢を築き始めます！ V2のパニガーレRから、今年V4のパニガーレV4 Rに主戦をスイッチしたドゥカティワークスですが、バウティスタとV4 Rの相性はバッチリなのかなんと終わってみれば15秒近い大差！ を2位のレイにつけて、2007年のマックス・ビアッジ（アプリリア）以来となるSBKデビューウィンを飾りました！
圧勝で自身のSBKデビューレース、そしてドゥカティパニガーレV4 Rのデビューレースを制覇したA.バウティスタを、チームスタッフが祝福します。
www.worldsbk.comSBK2019 第1戦オーストラリア レース1
1 A.バウティスタ Ducati ESP 33'38.901
2 J.レイ Kawasaki GBR 14.983
3 M.メランドリ Yamaha ITA 16.934
4 A.ローズ Yamaha GBR 16.984
5 M.ファン・デル・マーク Yamaha NED 19.179
6 T.ラズガトリオグル Kawasaki TUR 21.203
初となる"スーパーポールレース"は、またまたバウティスタが勝利！
2月24日（日）に開かれたスーパーポールレースは同日に行われるレース2のグリッドを決めるレースであり、今年のSBKから導入されることになった注目のレースでした。
レースの最初はレイがリードを奪い、レース1の勝者のバウティスタがそれを追うことに。そして1周目の終わりまでにヤマハのローズが3番手に浮上します。その後、バウティスタはレイをガードナー・ストレートでパス！ しかし、レイはレース1のように独走を許すことなく、食らいつきます！
3位ローズの後ろでは、一時ファン・デル・マークに先行されたハスラムが4位につけ、ローズを追い上げる態勢に！ 7周目にレイはターン2でバウティスタを抜くものの、ターン4では再びバウティスタが前に出ます！ そしてバウティスタはレース1に続き見事最初にチェッカーを受け、レイはここでも2番手に甘んじることに・・・。そして3位には、4台のヤマハYZF-R1を退けたハスラムが入賞しました。
土曜日のレース1に続き、スーパーポールレースも勝利したA.バウティスタ（ドゥカティ）。彼は初のスーパーポールレースに勝利した男としても、SBKの歴史にその名を刻みました。
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2勝目をあらわすハンドサインを見せ、ゴキゲンな様子のA.バウティスタ（ドゥカティ）。
www.worldsbk.comSBK2019 第1戦オーストラリア スーパーポールレース
1 A.バウティスタ Ducati ESP 15'11.323
2 J.レイ Kawasaki GBR 1.176
3 L.ハスラム Kawasaki GBR 5.072
4 A.ローズ Yamaha GBR 6.713
5 M.ファン・デル・マーク Yamaha NED 6.800
6 M.メランドリ Yamaha ITA 7.904
レース2はやっぱりバウティスタが勝利！！
そして迎えたレース2は、土曜日のレース1同様バウティスタの圧勝という展開になりました。12秒以上遅れて2位にカワサキワークスのレイとハスラムが2、3位と、スーパーポールレースと同じトップ3の表彰台となりました。
4、5、6位にはローズ、ファン・デル・マーク、そしてメランドリの3名が続き、7位にここ数年ドゥカティワークスのエースだったチャズ・デイビスが入ります。オーストラリアラウンドの3レースを見た限りですが、ヤマハ勢はオフィシャルチームとインディペンデントチームの実力が拮抗しているのが面白いですね！ 一方、ドゥカティパニガーレV4 Rユーザーは、バウティスタだけ成績が突出していて、他のライダーはイマイチな成績なのが興味深いです・・・。
レース1（写真）同様、圧勝でレース2を制覇しパーフェクトウィン達成したA.バウティスタ（ドゥカティ）。
www.facebook.comSBKの歴史を紐解くと、過去SBKの年間王者になったライダーは必ずその年のオープニングレースでトップ5以内に入っている・・・というデータがあります。もし今年もそのとおり・・・になるとしたら、今年のチャンピオン候補はバウティスタ、レイ、メランドリ、ローズ、そしてファン・デル・マークに絞られる・・・ということになりますね。
はたしてそのとおり5人の中から王者が決まるのか？ それとも他のライダーがSBKの歴史を塗りかえるのか・・・？ まだシーズンは始まったばかりですが、ちょっと気になるデータではあります。ともあれ、バウティスタのためにあったと言えるオーストラリアラウンドは終わりました！ 3月15〜17日に開かれる第2戦タイラウンドで、ライバルたちの反撃があるのかどうかに注目しましょう！
SBK2019 第1戦オーストラリア レース3
1 A.バウティスタ Ducati ESP 33'38.114
2 J.レイ Kawasaki GBR 12.195
3 L.ハスラム Kawasaki GBR 12.454
4 M.ファン・デル・マーク Yamaha NED 16.574
5 A.ローズ Yamaha GBR 16.859
6 M.メランドリ Yamaha ITA 17.329
SBK2019 ランキング ※2/23現在
1 A.バウティスタ Ducati ESP 62
2 J.レイ Kawasaki 49
3 M.メランドリ Yamaha 30
4 A.ローズ Yamaha 30
5 M.ファン・デル・マーク Yamaha 29
6 L.ハスラム Kawasaki 24
