1馬力あたり0.654kg!! すごいですね!
ひと昔(ふた昔?)前は、機密保持のためファクトリーロードレーサーって真横から撮影しちゃダメ!! とか怒られたりしたものですが、今の時代はそのへんかなりユルくなって久しいですね(もっともライバルマシンの排気音周波数解析したり、どこかから使用しているピストン入手したりと、メーカー間のスパイ活動? が昔は盛んでしたけど)。
こちらの動画では、なんと2019年型スズキGSX-RRのスペックを紹介しちゃってます。車体寸法や足まわりの使用部品とかのデータも興味深いですが、やはり一番気になるのは最高出力と最高速ですね。ロードレースはコーナーからコーナーまでの加速・減速競争の繰り返し・・・ですから、最高出力が高い or 最高速が速い=強いマシンというわけではないですけど、これらの数字はわかりやすい戦闘力の指標ではあります。
次の公式テストでの、スズキGSX-RRの仕上がり具合に注目しましょう!
動画のなかで公称値として紹介される、2019年型GSX-RRの最高出力は176kW(240ps)以上、というもの。そして車重は157kgなので、1馬力あたり0.654kgということになります。
ちなみに、スズキが誇る公道用スーパースポーツの最高峰モデル、GSX-R1000R ABSが145kW(197ps)で装備重量203kgです。そもそも、MotoGPマシンと公道用スポーツバイクの性能を比べるのもヘンと言われればそこまでですが、いかに現代のMotoGPマシンが恐ろしいスペックなのかわかります(ま、GSX-R1000R ABSが、交通法規の遵守前提の公道で使うにはかなりオーバースペック・・・とも言えますね)。
なお2019年型GSX-RRの最高速は340km/h以上・・・。こんなモンスターマシンが最速を競うMotoGPを戦うライダーたちは、皆さん「神」ですね! 次回のMotoGP公式テストは2月23日~25日に ロサイル・インターナショナル・サーキットで開催されますが、各メーカーのマシンがどのような仕上がり具合を見せてくれるのか・・・楽しみです!