58,000rpm!!!! で約90馬力!!!! 車重は160kgちょっと・・・とのことです!
このヘンテコなバイク(失礼)、搭載しているのはギャレット/エアリサーチ製のGTP30というガスタービンエンジンです。クルマ好きの方なら、ギャレットの名はターボチャージャーユニットとかで聞いたことがあるでしょう。
ガスタービンエンジンは圧縮した空気を燃焼器に送り、燃焼器に燃料を噴射して点火・・・こうして発生した高温高圧の燃焼ガスをタービンに当てて、動力を取り出す内燃機関の一種です。GTP30系はガスタービンエンジンとしては小型なので、モーターサイクルに搭載するには最適ですね・・・って、オイ、小型の部類だからってフツー誰も積まないよ!! ←ノリツッコミ風?
まぁ2000年から市販されたMTT Y2K タービン スーパーバイクとか、そのほかにもアマチュアがホビーでガスタービンエンジン搭載車を作ったりする例はあります。多分? ある一部の変わり者(失礼!!)の創作意欲を、くすぐるものがガスタービンエンジンにはあるのかもしれません?
ちなみにガスタービンエンジンは、乗り物の動力源としてはヘリコプターとか、戦車とか、船舶とか・・・あと列車とかに使われています。
このGTP550を作ったのは、オランダ出身のエミール・ファン・エッセンという男です。彼は1976年型GT550の車体に1967年型GTP30を積むことを思いつき、それを実行したわけです。GTP30は灯油でも軽油でも動くので、とてもオサイフに優しくていいですね(苦笑)。
なお搭載されるGTP30は58,000rpm!! で約90馬力!! を発揮するとのこと。ちなみにアイドリングでも約18,000rpmだとのことなので、彼の家の近所に住む住民は騒音に悩まされそうでお気の毒ですね(笑)。始動には24Vのバッテリーが必要なのでかなり車重が重たくなりそうな気がしますが、160kgをちょっと超える重さだそうです。
その走りとサウンドを動画でご確認ください!
シートカウル両側面にドイツ空軍の国籍マークをつけたりしてミリヲタ的な感じでもありますが、なかなかブキミクール? なカフェレーサーとも言えるでしょう。その走行シーンなどをおさめた動画をご覧になって、迫力のガスタービンサウンドをお楽しみくださいませ!?