1992年、NSXに始まったそれは、ターボを手にしてニュルブルクリンクサーキットで市販FF最速の名を手にしている現在のシビックに至るまで、速さを求めるスピリットは四半世紀にわたって受け継がれている。

個人的にイチバン印象的だったタイプRは95年のインテグラだ。

「ベース車をここまで仕立てるか」と驚かされた。一気に8000rpmまで吹け上るエンジン、それにリンクするMTとサスペンション……走りのすべてが楽しくってたまらなかった。

中でも4ドアはホイールベースが長い分、安定感が高く、私にとってはジャストフィットだった(欲しかった)。

次に2代目のインテグラだ。最初からタイプRを設定していただけに、ニュルブルクリンクを模したホンダの鷹栖テストコース(北海道)を走って完成度の高さを実感した。「腕が上がったのかな」と思ったが、要はクルマが良かっただけだった。このコントロール性の高さは、その後のタイプRに大いに生かされていると私は思っている。

ホンダ党にとって高回転高出力のタイプRは欠かせないモデル。ハイブリッドだ、EVだと言われる時代になってもホンダ製エンジンの気持ち良さを味わいたいものだ。

ビートオーナーから見たS660はどうなのよ?

連載「ホンダ偏愛主義」を1から読むならこちらから。

ホンダマニアが初めて買ったのは、初代シビックだった

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