久しぶりにビッグスクーターなるものに乗りました。そして走り出して10mで、あまりの変化に衝撃です。性能のすべてを「ラグジュアリー」に振り分けたようなフィーリング。滑るように走る。新型フォルツァの突き抜けた世界観に驚きです。

いまどきビッグスクーターって?

画像1: いまどきビッグスクーターって?

フォルツァをはじめとしたビッグスクーターは10年くらい前、大きなムーブメントがありました。

渋谷・原宿・明治通りをビッグスクーターがガンガン走る。そんな時代も今は昔です。

ですが、最近フォルツァがリニューアルされたので、ちょっと興味が出て久々に乗ってみました。

250ccのスクーター、本当に久しぶり(笑)

画像2: いまどきビッグスクーターって?

まず新しいフォルツァを見て思ったのは、これはもうヨーロッパ系のデザインだな、ということ。

もうストリートカスタムのベースではない雰囲気がビシビシ出ております。

ですが、走り出した瞬間の衝撃は、スタイルどころじゃありませんでした。

画像3: いまどきビッグスクーターって?

加速が恐ろしく滑らかなんです。水の上を滑るように速度が乗っていく感じ。

あまりに滑らかすぎてスピード感が狂うレベルです。

そこにパワー感が一切無い。新しいフォルツァは速く感じさせる演出をすべて捨てているとしか思えません。

ハンパじゃない“オトナ”感

え?いまのビッグスクーターってこういうバイクなの?

ヘルメットの中で、ひとりで衝撃を受けていました(笑)

画像1: ハンパじゃない“オトナ”感

排気音はかなり『静か』です。エンジンの振動も抑えられています。

最高出力は23馬力ですが、そのパワーを完全に上質方向に振り切ったことが新しい走りを生み出したように思えます。

画像2: ハンパじゃない“オトナ”感

この走りに近いのは四輪車の大排気量の高級セダン。とにかく豊かに走ります。

フォルツァは250ccですけど、最高速とか加速力などの呪縛から脱することで、排気量の範囲内での最上級のラグジュアリーを目指したのかもしれません。

でも、そのゆとり感がいい。とても気分がいいんです。

画像3: ハンパじゃない“オトナ”感

しかもウインドスクリーンは電動で上下させられます。なんという高級感……。

加速力をうんぬん言わないなら、純粋なツアラーでも、このレベルの快適さにはちょっとお目にかかれないかも?

気がついたら、いつの間にか長距離を走っている。そういうフィーリングです。

画像4: ハンパじゃない“オトナ”感

ボクはこういうバイクに乗ると、すぐ遠くに走りに行きたくなる性分なので(笑)今回も都心から郊外までフラッと出てみました。

そして第二の衝撃!

新型フォルツァ、コーナリング中の安定感がハンパじゃない……

画像5: ハンパじゃない“オトナ”感

特にフロントの接地感です。スクーターはどうしても車体前部が軽くて、フロントタイヤに不安を感じるのが宿命だと思っていましたが、新型フォルツァにはそれが無い!?

普通のロードスポーツ並に前輪の接地感があります。

だから、コーナーの進入からベタッと寝かせていけます。

でもスロットルのON/OFFでの加速は徹底して滑らか。

コーナーを攻めるとかは無縁かもしれませんが、たぶんアベレージで考えると、けっこういいペースで走っている気がします。

画像6: ハンパじゃない“オトナ”感

後輪の接地感も大したものでした。スロットルONでちゃんとトラクションを掛けて曲がれます。よく動くリアサスペンションです。

前後のタイヤがちゃんと感じられるので、深いバンク角にも不安がありません。

かなりスクーターっぽくない安定感があります。

走る速度域を限定して、その中で特化する。この走りへのアプローチは斬新でした。

画像7: ハンパじゃない“オトナ”感

郊外、というか田舎道に入っても乗り心地は極めて快適。

スタイルこそスクーターですが、新型フォルツァのツーリングパフォーマンスが高すぎて衝撃です。

画像8: ハンパじゃない“オトナ”感

シートもやや固めの座り心地がいい感じ。

ただしシートの座面が広すぎて、どこにでも座れるせいで、自分にとって快適な場所を見つけるのに時間がかかりました。

気がつくと、ダラッとした姿勢になりすぎていて逆に疲れる。フォルツァというより、普段の姿勢が猫背すぎるボクが悪いのですが…(笑)

意識的にビシッと背筋を伸ばして乗る! 最終的には、それがいちばん快適でした。

画像9: ハンパじゃない“オトナ”感

そしてシート下のラゲッジスペースがハンパないです。

普段、積載性の悪いバイクに乗っているライダーなら、これを体験しただけでもメロメロに惚れることでしょう。

ヘルメット2個が入る収納力!……とかよりも、ボクの場合、これは1週間くらいツーリングに出れるレベルだと感じました。

画像10: ハンパじゃない“オトナ”感

もちろん12Vの電源ソケットも完備。スマホの充電だってできますからね。

画像: ライダー身長/176cm

ライダー身長/176cm

そしてシート高は780mmです。小柄な女性などはちょっと不安かもしれませんね。

でも標準的な日本人男性の体格なら問題ないと思います。

これ本当にビッグスクーター?

どうもフォルツァが、だんだん違うものに思えてきています。

それくらいフォルツァのツーリング力が高すぎるんです。

画像1: これ本当にビッグスクーター?

ジャンルとして枠に当てはめるならば間違いなくビッグスクーターです。

でも率直に街乗りだけで終わらせるのはもったいないと思います。

突き抜けたラグジュアリー感。洗練の極みにあるパワーフィーリングと安定感。

画像2: これ本当にビッグスクーター?

しばらくビッグスクーターに乗っていないな、っていうライダーは、ボクの他にもたくさんいるはず。

そういう人は機会があったら、試しに、でいいから乗ってみてください。

絶対に目からウロコです。

画像3: これ本当にビッグスクーター?

無理せずマイペースで走る。そういう方向性では理想に限りなく近い仕上がりかもしれません。

本当に10m走るだけで「新しさ」を感じられると思います。

画像4: これ本当にビッグスクーター?

もうこれは昔のビッグスクーターの世界じゃありません。

ある意味、ホンダの技術力の高さを思い知らされるバイクでした。

スクーターって、ここまで走りになるのか!?

ボクが味わったこの衝撃、みなさんにも感じて頂きたいです!

街乗りも、ツーリングも、タンデムも!

新しいフォルツァは守備範囲が広すぎです。

もっと詳しく知りたい人は、公式WEBへどうぞ!

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