日本時間7月12日夜、ドイツGP前の記者会見で、レプソル・ホンダのライダーを長年つとめたスペイン人ライダー、ダニ・ペドロサが今期でのMotoGPの引退を発表しました。

ホンダ一筋のグランプリ・キャリア・・・

先月(6月)レプソル・ホンダが来期はペドロサを契約しない・・・ことを公表してから、彼の去就はMotoGPファンの間で大きな関心事になりました。

※D.ペドロサのGPキャリア、そしてレプソル・ホンダの契約が今期限りとなるニュースについては、こちらの過去記事をご参照ください。

そして第7戦カタルニアGP(6月17日決勝)の前には、ペドロサが会見を開くこととなり、どこかのチームからMotoGPに来期も参戦するのか? それとも引退するのか? が注目されました。しかし、このときの会見では「いくつかの選択肢があり、それを検討中。今、来年のことを話せず申し訳ない」と語るにとどまり、この話題に関心を寄せていた人々は肩透かしをくらった格好になることに・・・。

ただペドロサの言葉にあった・・・「いくつかの選択肢」を信じるならば、彼には今年限りの引退以外の道もあったのは確かなのでしょう。SIC=セパン・インターナショナル・サーキットが、アンヘル・ニエト・レーシング・チームの参戦権を継承し、ヤマハのサテライトとして来期から参戦されることは7月に公表されましたが、彼がこのチームに招聘されるという予想を語るメディアは多かったです。

しかし彼は、ドイツGPでの会見で引退することを決めたことを公表しました。長いレースキャリアのなかで経験した怪我の蓄積や、新たに用意されたシートの魅力度・・・さまざまな要素を鑑みたうえで、ペドロサはこの結論を導き出したのでしょう・・・。


"Next year I will not compete in the MotoGP Championship. It has been a hard decision because I love this sport but I feel it's the moment for another chapter in my life. I wish to thank Honda, Dorna, all my sponsors that have supported me during my career and of course all my fans who has always stand by me and my family that is here with me in this moment. Thank You."

画像: ドイツGPのレースウィーク中の会見で、引退を発表したD.ペドロサ(ホンダ)。 www.facebook.com

ドイツGPのレースウィーク中の会見で、引退を発表したD.ペドロサ(ホンダ)。

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未戴冠ながら、MotoGPクラス通算31勝・・・

画像: HRCのFacebookページで掲載された、D.ペドロサへのHRCからの感謝を表した写真です。 www.facebook.com

HRCのFacebookページで掲載された、D.ペドロサへのHRCからの感謝を表した写真です。

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2006年から今年までのMotoGPキャリアのなかで、ペドロサは31勝もの勝ち星を記録しました。しかし、2007年、2010年、2012年の2位が年間最高位で、終ぞタイトルに手が届くことはありませんでした・・・。2012年は最多の7勝を記録しながら、当時ヤマハのホルヘ・ロレンソに破れて年間2位・・・この2012年が、最もペドロサのタイトルの可能性が高まったシーズンでした。

グランプリ全クラスで、歴代3位となる153回の表彰台獲得・・・。バレンティーノ・ロッシの5974点に次ぐ、歴代2位の4086点という獲得ポイント・・・。そして、125ccで1度、250ccで2度と通算3度のタイトル獲得・・・。MotoGP王者になれなかったことは本人にとって悔いが残る結果ではあるでしょうが、彼が将来のMotoGP公式レジェンドライダーに加わることについて、異論を挟む者は少ないでしょう。

「ハマった」ときの他の追従を許さない走りっぷり・・・私たちは「侍」ヘルメットを愛用してくれたホンダライダーのことを忘れることはないでしょう。ありがとう、さよなら、サムライ!!

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