かつてはMoto3を走ってました
1997年スペイン生まれのアナは、3歳からモーターサイクルに乗っていたとか! 彼女のスペイン選手権のデビューは2011年。当時14歳だった彼女は、CEV125ccで初めてポイント獲得した女性ライダーになりました。
狂信的?なモータースポーツ・ファンの方ならご記憶かもしれませんが、実は彼女の父は、ホセ・ダビド・デ・ヘアのメカニックだった人物なのです・・・。え・・・誰? という方がほとんどでしょうね(苦笑)。アプリリア、TSRホンダ、モデナスKR3、ハリスWCWとかで世界GPを走ったスペイン人ライダーなのですが、ライダーとしては大成しませんでしたね・・・(苦笑)。スペイン選手権では、活躍したライダーでしたけど・・・。そんな彼女の父のアルフォンソは今、娘のメカニックとして、彼女の活躍をサポートしているのです。
2013年からはMoto3クラスにデビュー。第15戦のマレーシアGPでは15位完走し、女性ライダーとしては史上4人目となる女性ライダーのFIM世界選手権でのポイント獲得者になりました。下記は当時の、MotoGP公式サイトを記述です。
女性ライダーがポイント圏内に進出したのは、2001年6月の第5戦イタリアGP(250ccクラス)で14位に進出したドイツ出身のカティヤ・ポエンスゲン以来12年ぶり。
65年のチャンピオンシップ史上において、女性ライダーが最初にポイントを獲得したのは、フィンランド出身のタル・リンネ。3度目の参戦となった1988年5月の第5戦フランスGP(125ccクラス)で14位に進出すると、1987年から4年間で全17戦に参戦して、通算25ポイントを獲得。
過去最高のポイント数を稼いだのは、井形とも子。1992年3月の開幕戦日本GP(125ccクラス)でデビューすると、1994年から2年間で24戦に参戦して、通算30ポイントを獲得。
ベストリザルトを獲得したのは、リンネと井形。1989年5月の第6戦西ドイツGPと1995年8月の第10戦チェコGPで、それぞれ7位に進出していた。
しかし、その後アナが目立った活躍をすることはなく、2017年からは新設されたSSP300でカワサキニンジャ300を駆り、戦うことになりました。
女性ライダーの活躍・・・これからも期待したいです!
そして先日のポルトガルラウンドのSSP300で、見事彼女は終盤の競り合いを制し、初優勝を記録しました! 4輪の世界ではかのミシェル・ムートンのように、男をコテンパンにしてやった女傑ドライバーは少なくないですが、2輪の世界・・・FIM世界選手権での優勝は初の快挙でした。
4輪よりも乗り手の技量差・体力差が成績に大きく左右する2輪の世界では、女性ライダーが世界選手権を制覇するのは難しいことだと思います。でも、いつの日にか女性ライダーのFIM王者が誕生したら・・・それは素晴らしいことですよね! アナの今後の活躍を応援しましょう!