なんと、マルケスはエンジンブローでリタイア！
決勝レースは、予選2番手のバレンティーノ・ロッシ（ヤマハ）が好スタートでトップに立ちました。ポールポジションスタートのマルケスは、マーベリック・ビニャーレス（ヤマハ）、そしてアンドレア・ドヴィツィオーゾ（ドゥカティ）に抜かれ4位に後退します・・・。
中盤は、首位のロッシからちょっと離れてビニャーレスとドヴィツィオーゾとマルケスの激しい2位争いが展開されますが、残り8周の時点では2位ドヴィツィオーゾ、マルケス、ビニャーレス・・・の順になります。その後ろはカル・クラッチロー（ホンダ）がつけますが、この争いには加われずに5位に甘んじる・・・という様相でした。
波乱が行ったのは残り7周。なんと、3位を走行中にマルケスのマシンが突如白煙を吹き出します。明らかなエンジンブローで、コースアウトしたマルケスはそのままリタイア。2位争いを制覇して、首位のロッシへの挑戦権を獲得したのはドヴィツィオーゾでした。残り6周で約0.3秒差・・・。逃げるロッシと追うドヴィツィオーゾという手に汗握る展開が続きます。
残念ながら、ロッシは最高峰300戦目を優勝で飾れず・・・
しかし、ロッシのタイヤは最後まで持たなかったのでしょうか？ 終盤でドヴィツィオーゾ、そして同僚のビニャーレスに抜かれ3位に後退。自身のGP最高峰300戦目を優勝で飾るという野望は果たせませんでした・・・。結局、前戦オーストリアに続きドヴィツィオーゾが4勝目を記録！ 2位はビニャーレス、3位はロッシとなりました。
見事に2位争いを制し、終盤は首位のロッシを抜いたA.ドヴィツィオーゾ（ドゥカティ）。
email.motogp.comこの結果、ランキング首位にはドヴィツィオーゾが浮上。チャンピオンシップリーダーの突然の退場で、タイトル争いは俄然面白くなってきました（マルケスファンには気の毒ですけど）。次戦のサンマリノは9月10日に決勝が行われます。ますます熱いMotoGPに注目しましょう！
MotoGP イギリス 決勝
1 A. ドヴィツィオーゾ ドゥカティ 40:45.496
2 M. ビニャーレス ヤマハ +0.114
3 V. ロッシ ヤマハ +0.749
4 C. クラッチロー ホンダ +1.679
5 J. ロレンソ ドゥカティ +3.508
6 J. ザルコ ヤマハ +7.001
MotoGPランキング（8/28現在）Pos.
1 A. ドヴィツィオーゾ ドゥカティ 183
2 M.マルケス ホンダ 174
3 M.ビニャーレス ヤマハ 170
4 V.ロッシ ヤマハ 157
5 D.ペドロサ ホンダ 148
6 J.ザルコ ヤマハ 109
