王者ジョナサン・レイ、連覇に近づく!
日曜日のレース2は、SBK2年連続王者のJ.レイ(カワサキ)の強さが光りました。リバースグリッドで1番グリッドについたのは、ドゥカティのマルコ・メランドリでした。しかし、最初の周でリードを奪ったのはレース1で3位だったトム・サイクス(カワサキ)。その後ろにはレイがついて、カワサキの1-2体制が築かれました。
リバースグリッドで後ろの位置からスタートすることになった、レース1の勝者のチャズ・デイビス(ドゥカティ)は、先行車たちを抜くのに苦戦。その間にカワサキコンビが逃げる展開になりました。そしてレイはチームメイトを序盤でパスすると、あとはゆうゆうとリードを守って優勝。この結果、レイのポイントは341にのび、2位サイクスの282、3位デイビスの226に大きく差をつけました。
来年はドゥカティ パニガーレが主戦マシンとして最後の年に・・・?
さて・・・ドゥカティがV4マシンでSBKに参戦するかも・・・というニュースは、今年の1月にはすでにお伝えしていましたが、どうやらホントにそうなりそうです。
今回のSBK U.S.ラウンドで、ドゥカティはパニガーレのファイナルエディションを発表し、そのイタリアンカラーをSBKマシンにも採用して大いに話題になりました。そして、ファイナル・・・ということで、今年の11月のEICMA(ミラノショー)では次世代のドゥカティ主戦マシンであるV4がデビューすることを、CEOのクラウディオ・ドメニカリが日曜日のインタビューで明言しました。
そしてドメニカリは、新型V4のドゥカティは1年レース用の開発に時間を費やし、2019年にSBKへ投入する予定・・・と今後の見通しについても語りました。人気モデルのパニガーレですが、もし今年と来年のSBKでチャンピオンになれないと、SBKタイトルを獲れなかったドゥカティV2ということになってしまいます・・・。今年はすでにポイント的に厳しいですけど、来年はどうなるのか、とても気になります(←鬼が笑いますね)。
次戦ドイツラウンドは8月18〜20日・・・サマーブレイク後のSBKに注目しましょう!
SBK U.S.ラウンド 決勝結果
レース2
1:J.レイ カワサキZX-10RR Kawasaki Racing Team
2:T.サイクス カワサキZX-10RR Kawasaki Racing Team
3:C.デイビス ドゥカティ パニガーレR Aruba.it Racing - Ducati
4:M.メランドリ ドゥカティ パニガーレR Aruba.it Racing - Ducati
5:X.フォレス ドゥカティ パニガーレR BARNI Racing Team
6:E.ラバティ アプリリアRSV4 RF Milwaukee Aprilia